2020年には帝国劇場で上演されるはずだった『ジャージー・ボーイズ』。
2年の歳月を経て、日生劇場にて上演されることになった。
なお、今回もキャストは2組に分かれている。
チームBLACKとチームGREEN。
私は今回はチームBLACKを鑑賞した。
Contents
観劇メモ
会場や観劇をした日など。
演目名
ジャージー・ボーイズ
会場
日生劇場
観劇日
2022/10/8(Sat)ソワレ 初日!
今回も初日観劇
今回も初日に観劇した。
厳密にいうと、2022/10/6(Thr)にチームGREEN、2022/10/7(Fri)にチームBLACKのプレビュー公演があったのだが、いちおう2022/10/8(Sat)は初日。
ちなみに私は、『ジャージー・ボーイズ』の日本初演である2016年にも、やっぱり初日(2016/7/1)に観劇をしている。
初日にご縁がある演目のようだ。
㊗️10/8初日カーテンコールのダイジェストをお届けいたします🎥
カンパニーを代表して、フランキー役の中川晃教さんがご挨拶いたしました🎙#ジャージー・ボーイズ#チームBLACK#中川晃教#藤岡正明#東啓介#大山真志 pic.twitter.com/rmeT7fDzjC
— ミュージカル『ジャージー・ボーイズ 』 (@JerseyBoysJP) October 9, 2022
また、『ジャージー・ボーイズ』初日の翌日は、『エリザベート』の初日でもある。
『ジャージー・ボーイズ』初日終演後、帝劇の前を通ったら、劇場の中には明かりがついていた。
舞台装置がかなり変わった!
2016年の日本初演、再演の2018年は、それぞれシアタークリエという小さい劇場での上演だったが、今回は日生劇場(というか2020年に予定通り上演されていたら帝国劇場だった)。
舞台のキャパが大きくなったせいか、舞台装置は一新。
舞台装置が異なるだけで、まったく印象が違っていた。
舞台の奥行きを利用した二階建ての舞台、そして舞台両サイドには映像テクノロジーを使ったスクリーンが並べられており、ときおり役者たちの顔がアップで映し出される。
映像を使った舞台は時に「いらんわ!その映像!」となることもあるのだが、今回の映像の使い方は嫌いではなかった。
スクリーンが大きすぎなかったのと、使うのは時々だったのがよかったのかもしれない。
奇跡のアラフォーアッキー
1幕冒頭、フューシャピンクのシャツを着て中川晃教のフランキー・ヴァリが登場するのだが、「え?うそでしょ、まじで少年みたい。」とつぶやきそうになってしまった。
日本初演時の2016年には、まだ30歳を少し過ぎたばかりだったが、今回は中川晃教もアラフォーだ。
奇跡のアラフォーだ。
キラキラした高音も健在。
ただ、これまではフランキー・ヴァリ役はシングルキャストでやってきたのに、今回からはダブルキャストにした、ということは、世代交代をもくろんでいるのだろうな、ということは想像できる。
光陰矢の如し。
本当に時がたつのは早い。
そして舞台は一期一会。
中川晃教のフランキー・ヴァリをこの目とこの耳で堪能できたことに感謝。
雑感
これは私が感じたことなので、ほかの観客はそうではなかったのかもしれない・・・・
初日だったせいなのか、キャストの皆さんがかなり緊張されているように見えた。
気のせいかな?私にはそう見えた。
藤岡トミーが、セリフを噛んで客席から笑いが起こって少し緩んだ感じもあったけれど、ベテランの藤岡君が噛むなんて、どうしたんだおいおい、と思った。(笑)
また、ニック役の大山真志は、たぶんこれまでいくつかの演目の中で見ているはずなのだが、今回初めて意識した。
私がこの作品自体を多くの回数を観ていないので、見過ごしていることも多いのだが、今回大山真志のニックを見て初めて、ああニックってこうしてたくさんの憤りを抱えていたんだ。。。。ということが理解できた。
トミーに対する憤りだったり、フランキー・ヴァリとボブ・ゴーディオに対する疎外感だったり・・・・
初演の時に、光夫さん(吉原光夫)という名優のニックも見ているはずなんだが、たぶんほかのことに気を取られていて、ニックの心情風景までは見えなかったんだろうな。
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運営者情報
姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...
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作品情報
キャストなど
キャスト
<チームBLACK>
フランキー・ヴァリ:中川晃教
トミー・デヴィート:藤岡正明
ボブ・ゴーディオ:東 啓介
ニック・マッシ:大山真志
<チームGREEN>
フランキー・ヴァリ:花村想太
トミー・デヴィート:尾上右近
ボブ・ゴーディオ:有澤樟太郎
ニック・マッシ:spi
<共通>
ボブ・クルー:加藤潤一
ジップ・デカルロ:山路和弘
ノーム・ワックスマン:戸井勝海
綿引さやか、小此木麻里、遠藤瑠美子、ダンドイ舞莉花
大音智海、山野靖博、若松渓太、杉浦奎介、岡 施孜
演出・音楽・振付等
脚本:マーシャル・ブリックマン&リック・エリス
音楽:ボブ・ゴーディオ
詞:ボブ・クルー
翻訳:小田島恒志
訳詞:高橋亜子
演出:藤田俊太郎
音楽監督:島 健
音楽監督補・ヴォーカルデザイン:福井小百合
振付:新海絵理子
美術:松井るみ
照明:日下靖順
音響:山本浩一
映像:横山 翼
衣裳:小林巨和
ヘアメイク:井上京子
稽古ピアノ:森 俊雄
音楽コーディネイト:東宝ミュージック
演出助手:郷田拓実/守屋由貴
技術監督:小林清隆
舞台監督:山本圭太
プロデューサー:今村眞治/村田晴子
製作:東宝/WOWOW