マシュー・モリソン来日!ということで、ポスターからして大盛り上がりな雰囲気を見せていた、2024年の『CHICAGO the musical』。
マシュー・モリソンも、期待を裏切らない素敵さであることは間違いなかったが、やはり私にとっては、ボブ・フォッシーの『CHICAGO the musical』なんである。
モラルも品性もなんにもなくて、えげつなくて、でもスタイリッシュで素敵な世界。
それが、私にとっての『CHICAGO the musical』。
ボブ・フォッシーのあの振付あってこそ、の世界だ。
観劇メモ
会場や観劇をした日など。
演目名
『CHICAGO the musical』
会場
東急シアターオーブ
観劇日
2024/4/29(Mon)マチネ
女囚たちのタンゴ
この作品で一番好きなナンバーを挙げよ!と言われたら、なんといっても、女囚たちのタンゴ(Cell Block Tango)。
"He had it coming!"「あいつの自業自得じゃん!」という最初のフレーズが聞こえてくるだけで、ものすごいカタルシスが来るのは本当に不思議。
ハニャックの言葉にならない、Ah!Ah!も好き。
このシーンだけ、映画版でもう一度再生しよう!と思うぐらい、ゾクゾクした。
ダンサーズ
今回は、キャストボードが出ておらず、ビリー、ロキシー、ヴェルマ以外のダンサーの名前を確認することができず!(プログラムを買えってことなんだろうけれど、ミニマリストゆえ、プログラムは買わない主義なので。)
印象に残ったのは、ロキシーの愛人役のムッチリ・ムキムキダンサー。
ちょうど前方列の下手(しもて)側の席から見ていたので、彼が客席に向かって、「どうだぁ~?俺ってセクシーだろぅ?」とアピールする、その様子がまじかに見れてドキドキ。
いやぁ、私がロキシーなら、こんなセクシーな愛人を殺さないわ、なんて思ったりして。
それと、キティ役のダンサーが、めちゃくちゃ美形であり、かつ、ウエストが美しいのが印象に残った。
プリンシパルズ
甘い声のマシュー・モリソン、どこか日本人っぽいミシェル・アントロバス、おバカキャラなのになんだか賢そうなサラ・ソータート、いずれも素晴らしかった。
しいて言うならば、ロキシーのサラ・ソータート、私のイメージするロキシーより賢そうだった、ということ。ま、これは好みの問題かな。
歌はすごくよかった。
あと、名前は確認できなかったが、ママ・モートンもよかったな。
特に、ヴェルマと一緒に歌う、Classはバカバカしすぎて素敵すぎる。
その他
終演後、1時間ぐらいヒカリエの洋服売り場などを見て回って、2階に降りてきたら、着替え終わったサラ・ソータートが、日本人女性2名と立ち話をしていた。
通りがかっただけなので、まじまじと見てないが、もしかすると観客に声をかけられて応答していたのかもしれない。
いや、わからない、あの日本人女性2名は、制作関係者かも。。。
前回CHICAGOを見たのは、多分、宝塚OG版なので2016年。
その前は、赤坂ACTシアターでみたアムラ=フェイ・ライトがヴェルマを演じた版なので、2010年。(アムラ=フェイ・ライトは2017年にも来日しているが、それは見逃し!)
見ているようで、実はそれほど多く見ているわけじゃないんだな、と、改めて思った。
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運営者情報
姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...
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作品情報
キャストなど
キャスト
ビリー・フリン(Billy Flynn):マシュー・モリソン(Matthew Morrison)
ロキシー・ハート(Roxie Hart):サラ・ソータート(Sarah Soetart)
ヴェルマ・ケリー(Velma Kelly):ミシェル・アントロバス(MICHELLE ANTROBUS)
演出・音楽・振付等
ジョン・カンダー&フレッド・エッブ [音楽/脚本・作詞]
ボブ・フォッシー [脚本/初演版演出・振付]
ウォルター・ボビー [演出]
アン・ラインキング [振付]
ジョン・リー・ビーティ [舞台美術]
ウィリアム・アイヴィ・ロング [衣裳デザイン]
ケン・ビリングトン [照明デザイン]
スコット・レーラー [音響デザイン]
ラルフ・バーンズ [編曲]
ロブ・フィッシャー [ボーカル・アレンジメント]
デイヴィッド・トンプソン [脚色]
バリー&フラン・ワイズラー [製作]
最終更新日 2024年5月1日