日生劇場では、寺山修司を主人公にした舞台が上演されているさなか、新国立劇場小劇場では、寺山作品が稲葉賀恵演出で上演されていた。
キャストに渡邉蒼の名前を見つけたので、観劇することに。
観劇メモ
会場や観劇をした日など。
演目名
音楽劇『不思議の国のエロス』
会場
新国立劇場小劇場
観劇日
2024/2/18(Sun)マチネ
不思議な世界観
私にとっては、やや苦手なタイプの作品ではあった。
しかし、布を効果的に使った演出や、パイプ椅子が違和感なく舞台装置として取り入れられているなど、面白い舞台だった。
また、キャスト総勢23名という、小劇場としてはかなり多い数のキャスト数にも圧倒されたし、個々のキャストが個性豊かである点もよかった。
女性が凛々しく描かれているのと同時に、男性の存在も愛くるしく描かれている印象だ。
音楽劇、ということで、どんな感じに楽曲が使われるのだろうか?と思っていたら、まさかのまさか、原田優一がこぶしをまわして演歌を歌いながら欲情する、というびっくりな展開になっていた。
Theカオス!という感じでおかしかった。
8か月ぶりにみる渡邉 蒼は、また一段と成長しているようにも見え、今回は恋する青年であった。
10代の男子は、数か月ぶりでもとても大きく成長しているから見ていて楽しい。
相手役の花瀬琴音は初見だったが、透明感のある声が非常に心地よく、ずっと聞いていたいぐらいの美声だった。
ベテラン役者については、いまさらここで言及するまでもないので割愛するが、若手では、出津玲奈が印象に残った。
存在のすがすがしさかな?
見ていて気持ちの良い女優だと感じた。
-
運営者情報
姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...
続きを見る
作品情報
キャストなど
キャスト
松岡依都美、花瀬琴音、横溝菜帆、朝海ひかる
原田優一、内海啓貴、渡邉 蒼、関谷春子、万里紗、まりゑ、皆本麻帆
柿丸美智恵、林 光哲、伊藤壮太郎、美玖 空、溝口悟光、大石英玄、出津玲奈
高橋ひろし、北村岳子、占部房子、伊達 暁、富岡晃一郎
演出・音楽・振付等
作:寺山修司
演出:稲葉賀恵
音楽:古川麦
美術:乘峯雅寛
照明:原田保
音響:早川毅
振付:康本雅子
衣裳:藤谷香子
ヘアメイク:井上京子
歌唱指導:長谷川開
稽古ピアノ:西井夕紀子
演出助手:平戸麻衣、市村涼子
舞台監督:村岡晋
宣伝美術:デザイン太陽と雲
WEB:ブラン・ニュー・トーン(かりぃーぷぁくぷぁく、阿波屋鮎美)
票券:エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
制作:麻場優美
アシスタントプロデューサー:小川隆太
プロデューサー:村上具子、田窪桜子
後援:テラヤマ・ワールド
主催:ミックスゾーン、アイオーン
企画・製作:ミックスゾーン