2024年上演

【2024年】開けてびっくり玉手箱『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』

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舞台は一期一会、と、毎回思う。

この作品は、開幕2日前に一部公演が中止になる、それも制作側の都合で(?)という珍しいパターンのトラブルに見舞われた作品。

ちなみに、私は、当初、本作は観劇する予定がなかったのだが、ご縁があって、2024/2/12(祝日)ソワレのチケットを手にしていた。

実質、2024/2/12が当作品の初日となった。

2024/2/12マチネでは主演が松下優也、ソワレでは主演が有澤樟太郎であり、私が見た回は、有澤樟太郎の初日でもあった。

東宝株式会社 常務執行役員 演劇本部長 池田 篤郎という方が、開演前に、今回いくつかの公演が中止になってしまったことについて詫びを入れていた。

理由は明確には言っていなかった。(まあ言えないでしょうね)

さて、今回は1回のみの観劇。

Wキャストのジョナサン・ジョースターは有澤樟太郎ウィル・A・ツェペリは東山義久で観劇。

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』

会場

帝国劇場

観劇日

2024/2/12(Mon)ソワレ

壮大なおとぎ話

当作品は、原作漫画のファンもたくさん劇場に足を運んだことと思うが、実は私は、原作を全く知らずにこの舞台を鑑賞した。

前知識もゼロ。

原作は人気漫画だ、ということだけは知っていたが、ストーリーなども全く知らなかった。

ただ、ポスターの衣装から判断するに「おとぎ話?」と想定していた。

おとぎ話というには、あまりにもハードで物騒な内容も多いのだが、おとぎ話といえばおとぎ話。

個人的には、『ダンス・オブ・ヴァンパイア』と『王家の紋章』と『フィスト・オブ・ノーススター』を同時に見せられたような印象だった。

かなり大きなオブジェが舞台上に登場したり、キャストが宙づりになっていたり、壮大なスペクタクルであったことは間違いない。

主人公が、悪と戦うので、その戦闘シーンも見ものである。

主人公の飼い犬がパペット人形のような形態で出てきたのも面白かった。この演出はいいね!

そして、それを操っていたのが工藤広夢。

工藤広夢は『キングアーサー』(2023年1月)の鹿役が印象に残っているので、「ああ、また動物を演じている」と思ってしまった。

出演者のことなど

ジョジョを演じた有澤樟太郎は、今回私にとって完全に初見だった。

長い手足に小さな顔、しかし、お顔立ちは今どきの若手にしてはちょっと珍しいクラシカルなタイプ、に感じられた。

端正で美しい顔、貴族の子弟の役どころにピッタリ。

これまでは、ジャージーボーイズのボブ・ゴーディオ、ウエストサイドストーリーのベルナルドを経験しているらしい。

あー、そちらも見ておくんだった。

そして、ディオ役の宮野真守も初見。

ものすごく華があり、とことん悪に墜ちていく姿も麗しく、これは彼の代表作にもなるのでは?ぐらいのインパクトであった。

アル中DV親父のコング桑田は、最初から最後まで落ち武者みたいなヘアスタイルと服装で、舞台進行上のほとんどのシーンで、「幽霊」もしくはディオの「幻想」として登場してくるのだが、生きているうちから、幽霊なんだか人間なんだか、よくわからない存在だったのも、よかった。

ディオがなんでああなるんだ?という説明を、親父がキッチリやっている、というわけだ。

そして今回意外なことに、東山義久が、色気をだだもらせることもなく、誠実な考古学者(でいいんだよね?)であった。

ポスター写真ではジョーカーのような面白い衣装を着て、キザなポーズを決めているので、セクシーな役どころかと思っていたが、そうではなかった。

意外!意外!

その他いろいろ

帝国劇場、という大箱での演目としては、歌唱についての物足りなさが、正直あった。

これは私個人の勝手な感想だが、帝国劇場というのは、井上芳雄クラスの歌い手が、(アンサンブル含めて)同時に何人も舞台に立っているものだ、という感覚があるので、歌で聞かせる演者が多くない演目、というのは、正直「うーん、帝劇じゃなくても・・・」と思ってしまった。

私が書いています
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姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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作品情報

キャストなど

キャスト

ジョナサン・ジョースター(Wキャスト):松下優也/有澤樟太郎
ディオ・ブランドー:宮野真守
エリナ・ペンドルトン:清水美依紗
スピードワゴン:YOUNG DAIS
ウィル・A・ツェペリ(Wキャスト):東山義久/廣瀬友祐

切り裂きジャック:河内大和
ワンチェン:島田惇平

ダリオ・ブランドー:コング桑田

ジョースター卿:別所哲也

アンサンブル
天野夏実/AYUBO/池田 遼/伊藤 奨/伊藤広祥/今村洋一/江上万絢/
岡田玲奈/尾崎 豪/加瀬友音/鎌田誠樹/工藤広夢/倉元奎哉/シュート・チェン/
杉浦奎介/住 玲衣奈/西澤真耶/花岡麻里名/古澤美樹/町屋美咲/望月 凜/森内翔大/
(五十音順)

バンド
蔡 忠浩/吉田省念/小池龍平/田中佑司/梅本浩亘/高橋飛夢

演出・音楽・振付等

原作:荒木飛呂彦
「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社ジャンプ コミックス刊)
演出・振付:長谷川 寧

音楽:ドーヴ・アチア

共同作曲:ロッド・ジャノワ

脚本・歌詞:元吉庸泰
音楽監督:竹内 聡
アレンジメント・バンドマスター:蔡 忠浩
歌唱指導:山川高風/西川光子
美術:BLANk R&D
照明:齋藤茂男
音響:山本浩一
映像:上田大樹
衣裳:久保嘉男(yoshiokubo)
ヘアメイク:奥平正芳
特殊メイク:快歩
アクション演出:HAYATE
振付助手:田路紅瑠美
演出助手:末永陽一/時枝正俊
舞台監督:菅田幸夫
舞台監督補:足立充章
編曲:長谷部光祐/竹内秀太郎
音楽監督補・稽古ピアノ:若林優美
稽古ピアノ:境田桃子
音楽コーディネート:東宝ミュージック(株)
制作:中谷佑子
アソシエイトプロデューサー:渡邊 隆/塚田淳一
プロデューサー:鈴木隆介/馬場千晃
宣伝フォトグラファー:間仲 宇
宣伝アートディレクション:三嶋章義
製作:東宝

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