2026年上演

【2026年】静かな強さが支配する舞台『AGATHA』

https://lasfloresrojas.com

最近、韓国ミュージカル多いなぁ、と思う。

この作品も韓国発。

世界観はとても美しく、良い作品だった。

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

『AGATHA』

会場

よみうり大手町ホール

観劇日

2026/7/20(Mon)ソワレ
2026/7/30(Thr)ソワレ

花總まり、再び「お姫様」像を脱ぎ捨てる瞬間

花總まりが演じたアガサ・クリスティは、これまた、彼女が長年纏ってきた“お姫様”のイメージからの鮮やかな脱却だった。

『破果』での老いた殺し屋という極端な役柄に比べれば、インテリ作家という設定は自然で、むしろ彼女の知性と品格がそのまま役に溶け込んでいた。

舞台上での立ち姿や語り口が、役柄の持つ静かな強さと一致し、観客に「この人がアガサである」という確信を与える説得力があった。

渡邉蒼のレイモンドは“唯一無二の適任”

レイモンド役の渡邉蒼は、まさにこの役のために存在しているかのようなはまり役だった。

彼以外のキャスティングが想像できないほど、役の持つ繊細さと若さ、そしてアガサとの関係性のバランスを完璧に体現していた。

舞台上での佇まいや声のトーンが、レイモンドという人物の「まだ形になりきらない未来」を感じさせ、作品全体の空気を柔らかく支えていた。

個性が立ち並ぶ、贅沢すぎるキャスト空間

本作のキャストは全員が強い個性を持ち、それぞれが舞台上で確かな存在感を放っていた。

誰か一人が突出するのではなく、全員が自分の役割を鮮やかに果たすことで、舞台空間が豊かに層を重ねていたのが印象的。

しいて言うならば、ロイの黒羽麻璃央は、もっと色気駄々洩れぐらいにしてもよかったんじゃないか?という気がしたぐらい。

どちらにしても、観客にとっては、ただ座っているだけで贅沢な時間が流れていくような舞台だった。

私が書いています
運営者情報

姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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作品情報

キャストなど

キャスト

アガサ・クリスティ:花總まり
ロイ:黒羽麻璃央
レイモンド:渡邉蒼
アーチボルド:上原理生
ポール:原田優一
ニューマン:東山光明
ナンシー:内田未来
エリック:丸山泰右
ベス:保坂知寿

〈スウィング〉
上條瑛、晴音アキ

演出・音楽・振付等

作詞・脚本:HAN JIAHN
作曲:HUH SOOHYUN

演出・上演台本・訳詞:末永陽一
翻訳:宋元恵

音楽監督:甲斐正人
振付:原田薫
アクション:渥美博

美術:伊藤雅子
照明:高見和義
音響:山本浩一
衣裳:半田悦子
ヘアメイク:富岡克之

歌唱指導:やまぐちあきこ
稽古ピアノ:石川花蓮

演出助手:玉置千砂子
舞台監督:廣田進

製作:室岡美幸、長浜あかね
プロデューサー:鈴木里咲

宣伝写真:永石勝
宣伝美術:高橋義徳
宣伝映像:田中亮裕

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