この作品は、2015年に海外カンパニーの招聘版しか見たことがなかったので、日本でプロディースされたものを見たのは今回が初めて。(前回は2019年だったらしい)
今回は幸運なことに初日を観ることができた。
なお、Wキャストのバーサ役は中尾ミエ、テオ役は生出 真太郎で観劇した。
観劇メモ
会場や観劇をした日など。
演目名
ピピン
会場
東急シアターオーブ
観劇日
2022/8/30(Tue)ソワレ 初日!
超ゴージャスなエンターテイメント
この作品を一言でいうと、ゴージャスなエンターテイメント。
基本的に私は「おひとりさま観劇」派だが、この作品はデートにおススメ!と思っている。
まず見た目がキラキラ。
舞台装置も衣装もキラキラしていて、客席にいるだけで楽しい。
また、サーカスの要素が取り入れられているので、ハラハラしたりドキドキしたリするシーンが多いため、眠れる時間がない。(いや、普段から劇場では寝ないけど)
ストーリー自体も、おとぎ話ちっくだ。
なんといっても主人公が「王子さま」で、その王子様が「なんか満たされない!」と冒険の旅に出るという話。
それも、ちょっとだけスケールがぶっとんでいて、父王を殺して自分が国を統治してみたり、それでもって「やっぱりうまくいかないや」とパパに生き返ってもらったり・・・(笑)
ピピン役の森崎ウィンは今回初見。
2021年の「ジェイミー」は、森崎ウィン/髙橋颯(WATWING)のダブルキャストだったが、髙橋颯(WATWING)のほうで観劇していたので、森崎ウィンは見逃していた。
今回の森崎ウィンを一言でいうと、癖のない役者、という印象。
さわやかで屈託がなくて、何不自由ないことが「不満」の王子様役にぴったり。
ただ、声量がもっとあるといいのになぁ、と思った。
身体能力は無限?!
海外招聘版を見た時にも思ったが、個人的にこの作品の見どころは「バーサ」の身体能力だと思っている。
今回も、2022年8月末時点で76歳の中尾ミエが、すごかった。
まずレオタード姿。
思った以上に脚がきれい、というか全身スタイルがいい。
あまり体型に気を使っていない一般人の40~50代女性なら、プロポーションでは76歳の中尾ミエに勝てないはず。
それぐらい適度に筋力がついていそうな、きれいな脚だった。
そして、宙づりでの歌唱。
今回の演出は、マッチョな男性に抱えられての宙づりだが、宙に浮いた状態で演技して歌うって、どう考えてもすごい。
私が子供のころ、60代といったらおじいちゃんおばあちゃんだった。
しかし、人間の身体能力を長持ちさせるノウハウだか技術だかは、すでに開発されているのかもしれないな、と思った。
その他
父王役が今井 清隆。
彼が舞台に登場してくると、やっぱり何かが引き締まる感じがする。
ちょっとした間だけで笑いをとれるのも、さすが。
また、Twitterを見ていたら新納慎也のこんな投稿が・・・・
ぜひリーディングプレイヤーやってほしい!!!!
「#ピピン』観たよ。
このサーカスのバージョンはNYで観て以来。
リメイクされる前の『ピピン』の頃から大好きな作品。
僕はやはり #フォッシー の振付と世界観が大好きなのです‼️ そして曲は #GODSPELL の #StephenSchwartz !
曲が大好きだぁぁ!ああ、リーディングプレーヤーやりたい‼️ pic.twitter.com/5yhIocsIFp
— 新納慎也(Shinya NÎRO) (@ShinyaNIRO) August 31, 2022
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運営者情報
姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...
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作品情報
キャストなど
キャスト
ピピン:森崎 ウィン
リーディングプレイヤー:Crystal Kay
チャールズ:今井 清隆
ファストラーダ:霧矢 大夢
キャサリン:愛加 あゆ
ルイス:岡田 亮輔
バーサ:中尾 ミエ/前田 美波里
テオ:高畑 遼大/生出 真太郎
加賀谷真聡、神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実、増井紬
スペシャルゲスト
ローマン・ハイルディン、ジョエル・ハーツフェルドオライオン・グリフィス、モハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲール
演出・音楽・振付等
脚本:ロジャー・O・ハーソン
作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ
演出:ダイアン・パウルス
振付:チェット・ウォーカー(in the style of Bob Fosse)
サーカス・クリエーション:ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)
翻訳:小田島恒志
音楽監督:前嶋康明
音響:山本浩一
衣裳:及川千春
ヘアメイク:宮内宏明
歌唱指導:鎭守めぐみ
訳詞:小田島恒志、福田響志
演出助手:伴・眞理子
技術監督:田中孝昭
舞台監督:松村わかな