2023年に日本初演として見たときには、現地である帝劇もSNSもお祭り状態で、歓喜のうちに終わった印象があったが、それから一年たっての再演。
それも最初から予定されていた再演だったので、「それほど熱狂しないかも」と思っていた。
・・・が、やはり実際に幕が上がってしまうと、そこは真っ赤な熱狂の空間だった。
今年は昨年に比べて、チケットは少し抑えめに取ったが、やはり途中で追いチケ(追加でチケットを入手すること)したくなった。
なお、今回は、Wキャストは全キャストコンプリートしたかったのだが、ベイビードールのシュート・チェンのみ見逃し。
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【2023年】ゴージャスでセクシー!『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』
ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル、日本初演、2023年の6月末にプレビュー公演が始まり、8月末までの2か月弱の公演期間、私は全部で8回観劇することができた。(本当は9回の予定だったが、2023/8 ...
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Contents
観劇メモ
会場や観劇をした日など。
演目名
『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』
会場
帝国劇場
観劇日
2024/6/22(Sat)ソワレ
2024/7/16(Tue)マチネ
2024/7/27(Sat)ソワレ ←ボヘミアンズ貸切公演
2024/8/3(Sat)ソワレ
2024/8/6(Tue)ソワレ ←前楽、井上芳雄・現帝劇ラストステージ
進化しかしていない井上芳雄
井上芳雄をみるといつも思うのだが、必ず毎回何かが新しい。
同じ役を演じているはずなのに、いつも何かが新しいのである。
2023年から変化しているのは言わずもがな、2024年6月下旬に後半してから、千秋楽近くの2024年8月上旬になるまでの約1か月半の間にも、何かしらの変化があるから驚きだ。
世界最高齢クリスチャン(2024年公演時は44~45歳。7/6の誕生日を挟むため。)と本人も言っていたが、本当に何かマジックでもかけたのではないか?というぐらい、純朴な青年にしか見えないのも、ただただ驚きだし、音楽の専門的なことはよくわからないが、歌もかなりアレンジがされていたように思った。
キャストいろいろ
加賀楓が、びっくりするほど大人びて貫禄がついていた。
2023年はキュートな印象があったのだが、今回は全く違う印象。
また、今回、デューク邸のシーンでは、デュークの凶暴性が増していた。
特に千秋楽付近の伊礼彼方のデュークは怖かった。
確かに、ニニのセリフの「あいつには気を付けて」のところで、過去にデュークに気に入られた女性が、デュークを裏切ったら、女性の恋人は喉を掻き切られてセーヌ川に浮かんでいた、とかいう物騒な話をしている割には、各シーンで見るデュークって紳士だよなぁ、と思っていたのだった。
特にこれまでの伊礼彼方のデュークは、本気でサティーンに惚れていて、サティーンの裏切りを知るや否や、ショックで泣きながら怒っているようにも見えたので、今年の後半の演出は、非常に腑に落ちた。
平原綾香は、かなりふっくらした印象。
Wキャストの望海風斗がスラっとした体型なので、差別化を図るためにもその方が良いと思ったし、なにより、ふっくらした平原綾香は魅力的だった。
キャストボード
その他
劇場に行く、という行為は、劇場の非日常の空間を味わう、ということ。
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運営者情報
姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...
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作品情報
キャストなど
キャスト
サティーン:望海風斗/平原綾香
クリスチャン:井上芳雄/甲斐翔真
ハロルド・ジドラー:橋本さとし/松村雄基
トゥールーズ=ロートレック:上野哲也/上川一哉
デューク(モンロス公爵):伊礼彼方/K
サンティアゴ:中井智彦/中河内雅貴
ニニ:加賀 楓/藤森蓮華
ラ・ショコラ:菅谷真理恵/鈴木瑛美子
アラビア:磯部杏莉/MARIA-E
ベイビードール:大音智海/シュート・チェン
<アンサンブル>
ICHI、乾 直樹、加島 茜、加藤さや香
加藤翔多郎、酒井 航、杉原由梨乃
仙名立宗、高橋伊久磨、田川景一
田口恵那、富田亜希、平井琴望
三岳慎之助、宮河愛一郎
<スウイング>
篠本りの、茶谷健太、堀田健斗
米島史子、ロビンソン春輝、和田真依
演出・音楽・振付等
脚本:ジョン・ローガン
演出:アレックス・ティンバース
振付:ソニア・タイエ
ミュージカル・スーパーヴァイザー/オーケストレーション/編曲/追加作詞:ジャスティン・レヴィーン
装置デザイン:デレク・マクレーン
衣裳デザイン:キャサリン・ズーバー
照明デザイン:ジャスティン:タウンゼント
音響デザイン:ピーター・ヒレンスキー