2023年上演

【2023年】ヨーロッパ映画を見ているよう『アンドレ・デジール 最後の作品』

https://lasfloresrojas.com

日本オリジナル作品、初演。

舞台は1960年代パリ。

和製作品なのに、なぜか丁寧に作りこまれたヨーロッパ映画を見ているような錯覚すらおぼえた不思議な作品。

なお、今回は、エミール・マルタンをウエンツ瑛士、ジャン・コルディエを上山竜治で鑑賞。(もう一方の組も見たかった・・・・)

スケジュールの都合上、1回しか見れなかったのだが、近いうちにぜひ再演してほしい。

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

ミュージカル『アンドレ・デジール 最後の作品』

会場

よみうり大手町ホール

観劇日

2023/9/17(Sun) マチネ

オフィスビルにある不思議な劇場

久しぶりに、よみうり大手町ホールに来たような気がする。

前回はいつだったろう?

2020年12月の『Op.110 ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』を見たとき?いや、2021年12月の『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』だろうな、きっと。

大手町というオフィス街の、それも大手新聞社のビルの中にある不思議な劇場。

実は、私はこの劇場、わりと好きなのである。

百貨店や商業ビルの上階にある劇場(シアターオーブはちょっと別)より、ずっとずっと落ち着くからである。

椅子も心なしかゆったりしているし、舞台は近くてコンパクトだし、そういう意味でも心地よい空間。

特に土日は、この界隈は閑散としているので、そういう意味でもゆったり落ち着く。

繊細で優しい空気が流れる

作品全体がとっても繊細で、すごく優しい。

エミールを演じるウエンツはガラスのように繊細で、ジャン演じる上山竜治はどこまでも暖かい。

ちなみに、ジャンは天才エミールを支える役なので、あれ?デジャブ?と思ったら、最近「マリー・キュリー」で天才科学者を献身的に支えるピエール・キュリーとしての上山竜治もみていて、それとダブってみえたのだった。

今回は1回のみの鑑賞だったので、楽曲を脳内で再生できないが、透明感のある優しい楽曲であふれていたように思う。

とりわけ最初のナンバーだったかな?とにかく序盤のナンバーで熊谷彩春が歌い始める曲があったのだが、彼女の澄んだ声のせいもあって、最初からすがすがしい印象があった。

ちなみに、熊谷彩春、またきれいになったね。

この年齢の女性は、とても変化があるので、見ていて面白い。

その他いろいろ

戸井勝海のエミールの父が、いろいろ屈折していて、たぶんアル中で、こういうパリジャンいそうだよね、というリアル感がまた良かった。

水 夏希は、アンドレ・デジールの娘としての演技が素晴らしかったのは言うまでもなく、アンサンブルの踊り子として「まさかのチュチュ姿」が見れたのは貴重な瞬間だった。

毎回毎回思うのだけれど、舞台って一期一会。

それがいい。

「dari K」丸の内オアゾ店であまーいドリンクをいただくのも好き

私が書いています
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姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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作品情報

キャストなど

キャスト

エミール・マルタン:ウエンツ瑛士/上川一哉(Wキャスト)
ジャン・コルディエ:上山竜治/小柳友(Wキャスト)

熊谷彩春
綾 凰華
藤浦功一
柴 一平
戸井勝海
水 夏希

SWING:中野太一 / 傳法谷みずき

演出・音楽・振付等

脚本・作詞:高橋亜子
音楽:清塚信也
演出:鈴木裕美
振付:柴 一平
美術:乘峯雅寛
照明:日下靖順
音響:原田耕児
映像:ワタナベカズキ
衣裳:大西理子
ヘアメイク:西川直子
音楽助手:堀 倉彰
歌唱指導:中山 昇、村上勧次朗
稽古ピアノ:伊藤祥子
演出助手:竹内晶美
舞台監督:藤井伸彦
制作:坂 紀史、𠮷田朱里、近藤富英、栗田理紗
撮影:齋藤清貴
動画撮影:彩高堂
宣伝美術:WHITE. Phat. Graphics
広報・宣伝:長澤香奈
宣伝協力:Theatre at Dawn, llc
プロデューサー:市村朝一、栗間左千乃

最終更新日 2023年9月19日

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