気づいたらクリスマスも目の前だった・・・
前回の上演が2019年12月なので、3年ぶりである。
市村正親はやっぱり、スクルージや『オリバー』のフェイギンで見ると安心する。
今年の夏の『ミス・サイゴン』ではどうしてもパワー不足を感じてしまったので、やはり年齢にふさわしい役を演じるということにも、意味があるのではないか、と思いながら観劇することに。。。
Contents
観劇メモ
会場や観劇をした日など。
演目名
スクルージ ~クリスマス・キャロル~
会場
日生劇場
観劇日
2022/12/18(Sun) マチネ
素直にいい話だよね、と思う
何も考えずに、素直に鑑賞するのが良い作品。
お金より愛が大事とか、今からでも遅くないとか、素直に受け止めればとてもいい話。
現実社会に生きていると、「わかってるよ!」とか「きれいごといわないで!」と言いたくなるようなメッセージでもあるんだけれど、そこは華やかな舞台装置に癒されながら素直に聞いてみる。
うん、いい話。
ちなみに、みていて「あれ?」・・・・トム・ジェンキンス役が神田恭兵、今回はこの役は神田恭兵だということに劇場についてから気づいた。
ついこの前まで『ミス・サイゴン』でトゥイやってたよね?
忙しいこと!
また、ハリー役は今回は、田代万里生に代わって相葉裕樹。
演じる役者が変わるとだいぶ雰囲気が変わる!
田代万里生が素直で明るい好青年(しかもお上品)なら、相葉裕樹はちょっと熱い感じの青年、そしてたまにアンジョルラスの顔が見える(気のせい?)
市村正親の当たり役?
市村正親は、たくさんの役を演じてきているので、どれが当たり役なんだかもはやわからなくなっているのだが、このスクルージは彼の当たり役というのをよく聞く。
事実、1994年に日本初演以来、1995年に一度三田村邦彦が演じた以外は、すべて市村正親が演じている。
個人的には、彼の当たり役は『テルマエ・ロマエ』のハドリアヌスなのだが(いや、それミュージカルじゃなくて、映画だし!)、偏狭さの中にどこか愛くるしさを持つガンコ爺というスクルージのキャラクターは、市村正親ならでは、というのもうなづける。
1994年の日本初演時は、40代半ばだった市村正親も、2022年末時点で73歳。
年を経たからこそ表現できるものも、絶対あるはず。
ちなみにスクルージでは、スクルージとマーレイ(安崎求)が宙づりがあるのだが、客席からちょっとヒヤヒヤする。
若い俳優が宙づりになってもヒヤッとするのに、年寄りに何するんかい?!とつい思ってしまうんだよな。。。。
いやぁ、演出にケチをつけるつもりは毛頭ないのだが、個人的にはヒヤヒヤするのだ。
2022年12月18日は武田真治の50歳の誕生日!
この日の公演は、貸し切り公演だったので、実咲凛音、愛原実花、武田真治の3名によるアフタートークがついていた。
いつも客席から「美形だな」と見とれる実咲凛音だが、きっと中身の性格はサバサバ系なのだろう、アフタートークのファシリテータとして話す姿を見ていると、美人であることを忘れそうなほどのサバサバ感。
彼女の仕切りで、トークショーの冒頭、武田真治がこの日50歳の誕生日を迎えることが伝えられた。
一昔前、50歳といったら「初老」だったが、今は「まだ中年」という感じ。
しかも彼に至っては筋トレマニアなものだから、かなりスタイリッシュな中年、相当イケている中年、だ。
本日はアフタートークショー!
記念すべき50歳を迎えられた #武田真治 さんをみんなでお祝い☺️
いつも仲良しの #愛原実花 さんと #実咲凜音 さんのここだけのタレコミ情報も大盛り上がり!
ご来場いただいた皆様
ありがとうございました!!! pic.twitter.com/kAHMYAQaPu— ミュージカルスクルージ (@musical_scrooge) December 18, 2022
このあと客席の観客全員立たせてスクワットをする、という前代未聞のアフタートークになっていて笑えた。
いやはや、筋トレ大事だよね。
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運営者情報
姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...
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作品情報
キャストなど
キャスト
スクルージ:市村正親
ボブ・クラチット:武田真治
ハリー/若き日のスクルージ:相葉裕樹
ヘレン/イザベル:実咲凜音
ジェイコブ・マーレイ:安崎 求
クラチット夫人/過去のクリスマスの精霊:愛原実花
フェジウィッグ夫人:今 陽子
現在のクリスマスの精霊:今井清隆
フェジウィッグ/未来のクリスマスの精霊:阿部 裕
トム・ジェンキンス:神田恭兵
高橋ひろし
中西勝之
さけもとあきら
高木裕和
松岡雅祥
井口大地
家塚敦子
伽藍 琳
三木麻衣子
七瀬りりこ
横岡沙季
森田万貴
脇領真央
マーサー・クラチット(Wキャスト):設楽乃愛 長谷川愛鈴
ベリンダ・クラチット(Wキャスト):佐々木咲華 若井愛夏
ピーター・クラチット(Wキャスト):越永健太郎 重松俊吾
キャシー・クラチット(Wキャスト):下井明日香 戸張 柚
タイニー・ティム(Wキャスト):奥田奏太 三田一颯
少年スクルージ(Wキャスト):西山遥都 長谷川悠大
街の子ども(Wキャスト):荒井天吾 入内島悠平
<スウィング>
西垣秀隆
尾上菜摘
演出・音楽・振付等
原作:チャールズ・ディケンズ
脚本・作曲・作詞:レスリー・ブリカッス
演出:井上尊晶
訳詞:岩谷時子
音楽監督:鎮守めぐみ
振付:前田清実
美術:横田あつみ
照明:塚本 悟
音響:山本浩一
衣裳:スー・ウィルミントン
衣裳コーディネート:沼田和子
ヘアメイク:佐藤裕子
指揮:森 亮平
演出助手:坂本聖子
舞台監督:中村貴彦