2022年上演

【2022年】何回見ても楽しい『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』

2022-sister-act

https://lasfloresrojas.com

2014年の日本初演からずっと見続けているが、何回見ても楽しい作品。

アラン・メンケンの楽曲が気分をぐっと盛り上げる感じが好き。

・・・が、残念ながら今回の観劇回数は1回のみ。

感染症問題で、上演されなかった回があったからだ。

ダブルキャストの観劇状況は以下の通り。

デロリス・ヴァン・カルティエ:森公美子
カーティス:吉野圭吾

吉野カーティスが今回初登板ということで、見ることができた。

2014年から続投の大澄賢也、それと2019年から続投の朝夏まなとのデロリスを見逃してしまったのは残念!

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~

会場

東急シアターオーブ

観劇日

2022/11/23(Wed) マチネ

この作品は映画よりミュージカルのほうが好き

この作品は、1992年のヒット映画からミュージカル化されており、私も先に映画を見ているが、個人的にはミュージカルのほうが楽しいと思う。

そもそも物語のヒロインが歌手だし、教会ミュージックライブ(?)でシスターたちが信者を惹きつけるになるまで、がストーリーに含まれているので、ミュージカルのほうが盛り上がる。

そして、なんといってもカーチスとその子分たちが教会に乗り込んでくるシーンは、どう考えてもアップテンポの曲で舞台を立体的に使って表現したほうが面白い。

アラン・メンケンの音楽もさることながら、キュートでコケティッシュなシスターたちの振り付けも、一度見ただけで記憶に残るぐらい楽しい。

脇を引き締めるアンサンブル層が厚い

一幕冒頭の、デロリス・ヴァン・カルティエが、ステージで歌うシーンからしてゴージャス。

デロリスの両脇には女性ダンサー二人。

バッキバキに引き締まったウエストの美女二人は、河合篤子と福田えり。

今回あらためて河合篤子のプロフィールを確認したのだが、1976年生まれ、2022年末時点で40代半ばである。

彼女は、『オリバー』でおばあちゃんをやっていたり、『アリージャンス』でも富裕層のマダム役、『ブラッド・ブラザーズ』でも、ミッキーから「おばあちゃん!」と呼ばれる役をやっていたので、もうちょっと年齢がいっているイメージがあったのだが、まだ40代半ばであったか。

それにしても、なんという守備範囲の広い役者なんだろう。

おばあちゃん役もこなしながら、ポップスターのバックダンサーとしてバッキバキのウエストを披露する役もこなせるって、かなりすごいことだと思う。

また、シスター役でも、ベテランどころの岩﨑亜希子が要所要所で魅せる演技をしており、舞台全体的に、厚みがある、という印象。

地味な服装で地味なメイクでも華のある鳳蘭

この作品見ると毎回思うのだが、修道服のような地味な服で全身を覆っていても、あれだけのオーラを放っている鳳蘭、すごすぎ。

いまのところ、当作品の日本公演の修道院長役は鳳蘭のみだが、彼女の修道院長は、Theスターというオーラが、紺色の修道服を突き抜けて出てきている気がしている。

セリフの間の取り方ひとつで、客席の笑いを誘ったりするところも、さすが、という感じ。

2022/11/23のシアターオーブから見下ろす渋谷の街

私が書いています
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姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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作品情報

キャストなど

キャスト

デロリス・ヴァン・カルティエ:森公美子/朝夏まなと
エディ:石井一孝
カーティス:大澄賢也/吉野圭吾

シスター・メアリー・ラザールス:春風ひとみ
シスター・メアリー・パトリック:谷口ゆうな
シスター・メアリー・ロバート:真彩希帆

TJ:泉見洋平
ジョーイ:KENTARO
パブロ:木内健人

オハラ神父:太川陽介

修道院長:鳳蘭

河合篤子/福田えり

坂元宏旬/常住富大/山名孝幸/岩橋 大/岩﨑亜希子/桜雪陽子/大竹萌絵/大月さゆ/神谷玲花/北川理恵/柴崎咲子/島田 彩/須藤香菜/千葉由香莉/湊 陽奈/元榮菜摘/玲実くれあ

演出・音楽・振付等

音楽:アラン・メンケン
歌詞:グレン・スレイター
脚本:シェリ・シュタインケルナー&ビル・シュタインケルナー
追加脚本:ダグラス・カーター・ビーン
映画原作:タッチストーン・ピクチャーズ映画「天使にラブ・ソングを…」(脚本:ジョセフ・ハワード)

演出:山田和也
翻訳・訳詞:飯島早苗
音楽監督:八幡茂
歌唱指導:ちあきしん
振付:田井中智子・大澄賢也
美術:松井るみ
照明:高見和義
音響:山本浩一
衣裳:前田文子
ヘアメイク:富岡克之(スタジオAD)
指揮:塩田明弘
オーケストラ:東宝ミュージック(株)・(株)ダットミュージック
稽古ピアノ:國井雅美・石川花蓮
演出補:鈴木ひがし
舞台監督:佐藤 博
スーパーバイザー:岡本義次
アシスタント・プロデューサー:渡邊 隆
プロデューサー:田中利尚
宣伝美術:山下浩介
宣伝写真:田内峻平
製作:東宝

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