2022年上演

【2022年】お花様が代役!『銀河鉄道999 THE MUSICAL』

2022-999musical

https://lasfloresrojas.com

神田沙也加でメーテルを見るつもりでチケットを購入していた。

いつ購入したのかは忘れたが、おそらく2021年11月にはチケットを購入していたように思う。

主演が急逝したために、上演中止になるかもしれない・・・と思いきや、花總まりで上演決定した。

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

銀河鉄道999 THE MUSICAL

会場

日本青年館ホール

観劇日

2022/4/17(Sun)ソワレ

テレビアニメで見たことはあったがストーリーを知らなかった

実は、銀河鉄道999は、子供のころTVアニメで見かけたことはあったが、ちゃんと見たことがなかった。

よって、ストーリーは全く知らなかった。

ただ、どこの国の人なのか良くわからないけれどなぜか日本語を話すメーテルと、ずんぐりした容姿の鉄郎というキャラクターは、ちゃんと記憶はしていた。

あらためて、ストーリーを追うと、一部の富裕層が宇宙に旅している現代とはだいぶ事情の異なる1979年に、人間が宇宙に行くことや、機械人間の存在などが語られていることに驚く。

鉄郎とメーテルがアニメのままで驚く

中川晃教の星野鉄郎、花總まりのメーテルが、子供のころアニメとしてみたキャラクターのままの姿を再現していたことに驚いた。

そのまんまじゃん!

どこまでも人間臭いアッキーの鉄郎と、クールビューティなお花様のメーテル。

花總まりのメーテルは、愁いを秘めたような謎めいた表情を崩さない、それが劇画のメーテルのままじゃないか!という感じなのである。

ちなみに、銀河を旅するシーンでは、観客はまるでプラネタリウムにでもいるんじゃないかという雰囲気だった。

トチローやキャプテン・ハーロック

トチローの藤岡正明や、キャプテン・ハーロックの三浦涼介が、とても良い脇役として機能していた。

藤岡正明のような安定した歌唱力のある役者が、そして、三浦涼介のような個性的なヴィジュアルを持った役者が、ガッツリ脇を固めてくれると、舞台というのは非常に奥行きが深くなる。

クールな美声の原広実

今回は、アンサンブルの原広実にも注目した。

迷いの星、つまり冥王星の、氷の墓場の管理人・シャドウを演じたのが、この原広実だ。

原広実は、「エリザベート」のヘレネ(シシィの姉、フランツ・ヨーゼフ2世のお見合い相手)を演じた時に、最初に意識してから、時々注目して見ていた。

スラっと背が高くてダンスが得意なイメージがあったのだが、なるほどこの方は「ダンス」寄りの方ではなく、「歌」寄りのアンサンブルなのね、ということが今回の件で分かった。

ヘレネの時よりも、少し長めのソロパートがあり、すごく聴かせる歌だった。

シャドウというぐらいだから、声も陰りのある声。

なお、私が観劇したのは2022/4/17(Sun)のソワレ。

その翌日の18日には、なんと彼女は体調不良で降板していたらしい。

よって、今回、彼女がとても聴かせる歌唱力の持ち主だということを知ることができたのは奇跡であった。

舞台とは、本当に一期一会の世界だと改めて認識する。

私が書いています
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姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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作品情報

キャストなど

キャスト

星野鉄郎:中川晃教
メーテル:花總まり
機械伯爵:佐藤流司
クレア:梅田彩佳
車掌:徳永ゆうき
大山トチロー:藤岡正明
リューズ:矢沢洋子
プロメシューム:松本梨香
クイーン・エメラルダス:北翔海莉
キャプテン・ハーロック:三浦涼介
伊藤広祥、植木達也、木暮真一郎、田中しげ美、中島大介、三浦孝紀、安里唯、木南清香、坂口杏奈、真田慶子、原広実、望月ちほ

演出・音楽・振付等

原作:松本零士
脚本・作詞:高橋亜子
演出:小山ゆうな
音楽監督:ミッキー吉野(ゴダイゴ)

最終更新日 2022年4月18日

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