足立美術館、私がその存在を知ったのは2024年だった。
美しい庭園の写真とともに、その名を知った。
東京都民の私は、「へぇ、足立区にこんな素敵なところがあるのか!知らなかったな。北千住あたりかな?」と無邪気にも思ったのだが、ちょっとググったあとに、なんと足立美術館は島根県安来市にあると知るのである。
「最近できた庭園美術館なのかしら?」
そう思ったが、調べてみると、なんと1970年11月の開館。
つまり、私が生まれる前に開館している。
長い間生きてきたのに、全く知らなかった。
知らないことっていっぱいあるんだな。
Contents
旅のメモ
旅行の日程や宿、訪問先など。
日程
2025.6.6(Fri)~2025.6.8(Sun)
ちょうど梅雨入りする直前だったため、天候は晴れまたは曇りで、さらには暑すぎもせず、旅にはちょうどよい時期であった!
宿泊先
ルート
羽田空港よりJALで出雲縁結び空港、空港より電車・バスを乗り継いで。
Day1~出雲大社に寄り道してから安来へ
そもそも山陰に来るのが初めてである。
出雲といえば有名な出雲大社。
縁結びで有名なところなので、私にはあまり関係ないと思っていたのだが、ここは日本人として一度ぐらいは訪れてもいいだろう、ということで、安来市に行く前に寄り道することにした。
出雲縁結び空港からは、リムジンバスが出ていて、係員の案内に従ってバスに乗車すると、あっという間に出雲大社に着いた。

しょうぶか、あやめか。

あじさいの美しい季節

神楽殿

これが有名なしめ縄。よくみると鳩がいる。
宿は「さぎの湯温泉 さぎの湯荘」
今回は、公共交通機関のみを利用した女二人旅、ということで、あまりわちゃわちゃ移動もしたくないし、ゆったりしたいし、ということで、足立美術館まで徒歩1分!(本当に1分だった)のさぎの湯荘に宿泊した。
2泊3日にすれば、Day2に足立美術館に行ってもいいし、Day3のチェックアウト後に足立美術館に行ってもいいし、とにかくラクだなと思ったので、お宿はこのチョイス。
お部屋にお風呂がついているタイプの部屋もあるようだったが、予約したのは1週間前だったので、適当に空いている部屋を予約。
それが「朝霧」という部屋だった。
あまり確認せず適当に予約してしまったのだが、73平米とゆったり広く、しかも和室なのにローベッド設置の大変良いお部屋であった。
ちなみにダイニングがついているので、夕飯はそこでいただくことができる。
なお、この近辺の宿に泊まる際には「夕飯」はつけたほうがいいと思う。
なぜなら、足立美術館周辺や安来駅周辺も、Googleマップで調べてみると、飲食店はあるものの、夕方にしまってしまう店が多く、夕食をとる店を探すのに苦労すると思われるからだ。
直島に行った際にも、飲食店の少なさと、夜あけている店が少なかったことで、初日はあやうく夕飯を食べ損ねるところだった。(結局、フェリー乗り場近くに1軒居酒屋を見つけて、なんとか夕飯を食べることができた)
さぎの湯荘のお食事は、豪華だけれど繊細なフルコース。
2泊した我々は、もちろんメニューを変えて提供いただけた。
島根産のお米も釜で出てきてなかなかおいしかった。
島根産のお米は東京では見かけない気がする。きっと関西どまりなんだろうな。

このお部屋紹介の画像は楽天トラベルさんから拝借
「朝霧」という部屋を今回二人で利用したが、6人まで収容できるようなので、家族を何人か連れて、もっと多い人数で利用してもよさそうだ。

「朝霧」からは中庭が見下ろせる。

豪華朝食は広間で

朝食後は浴衣のままのんびり①

朝食後は浴衣のままのんびり②

お宿で入館割引券を買うと200円お得。

ちょうどホタル観賞の時期だったので、夜はホタル観賞。

最終日は少し名残惜しく・・・
結局、足立美術館にはDay2である2025.6.7(Sat)に行ったのだが、午前中に行ってちょっと疲れたので、一度宿に戻り少し昼寝をして、また午後楽しむ、というのんびりとした楽しみ方ができた。
宿はかなり快適、大浴場も貸切露天風呂もよかったし、従業員のホスピタリティも非常に良い。
次は別のタイプのお部屋にも泊まってみたいと思わされた、そんなさぎの湯荘だった。
Day2~結局足立美術館にしか滞在しなかった日!
足立美術館は、とりたてて大きな美術館というわけでもないので、人によっては滞在時間が1時間程度だったりすることもあるようだ。
そういう噂も聞いていたので、もし足立美術館がそれほど長居したい場所ではなかった場合は、早々に切り上げて、近隣の城跡や、松江観光、米子観光でもしようと思っていた。
しかし、結局、居心地がよかったので、丸一日足立美術館に滞在することになった。
途中、眠気がしたので一度宿に戻りお昼寝をしたのだが、出口で「再入場券」なるものを受け取れるので、その日のうちであれば再入場は可能だった。

茶室寿楽庵. 見学料・抹茶料 1,000円(税込)。純金の茶釜で沸かしたお湯でたてたお茶と茶菓子がいただける。

茶室寿楽庵. 見学料・抹茶料 1,000円(税込)。茶室からは、外の庭園が絵のようにして眺められる。
足立美術館の中にある、喫茶室「翠」では、時間とともに微妙に変化を続けていく庭園を、お茶を飲みながら眺めることもできる。
Day3~松江観光
はじめて訪れる松江。
何も予定も決めずにブラブラ、という感じだ。
フライトは夜19時台だったので、17時の空港行きリムジンに乗る、とだけ決めて、あとは思い付きで歩いてみた。
結局、シンプルに松江城とその周辺のお散歩、となった。
まとめ
2泊3日は、東京から山陰に行くには「若干短かった」という感じ。
余裕があるならば、3泊4日あると、もっとのんびりできたように思う。
ちょうど梅雨入り前で、かつ暑すぎない季節だったのも、よかった。
足立美術館は紅葉の時期や、雪の時期もよさそうなので、また機会があれば訪れたい。
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運営者情報
姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...
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