好きな作品が5年ぶりに再演!
今回も、あの時と同じ感動を味わうことができた。
なお、今回はビクター・フランケンシュタイン/ジャック、アンリ・デュプレ/怪物の2役がダブルキャストであったが、観劇状況は以下の通り
ビクター役、中川晃教と小林亮太の両方をコンプリート
アンリ役、加藤和樹と島 太星の両方をコンプリート
ちなみに主演二人の組み合わせだが、
中川×加藤(既存キャスト×既存キャスト)
中川×島(既存キャスト×新キャスト)
小林×加藤(新キャスト×既存キャスト)
以上3パターンで観劇した。
できれば、小林×島(新キャスト×新キャスト)も観たかったのだが、スケジュール上叶わず。
観劇メモ
会場や観劇をした日など。
演目名
『フランケンシュタイン』
会場
東京建物Brilliaホール
観劇日
2025/4/12(Sat)マチネ
2025/4/20(Sun)マチネ
2025/4/22(Tue)ソワレ
狂気と音楽と
ビクターが、正気と狂気のあいだを行き来するのだが、狂気に振れたとき、独特のあの音楽と相まって、鳥肌立ちまくりである。
圧倒的歌唱力の中川晃教は安定して素晴らしいの一言だし、新キャスト小林亮太も目つきで演技するその様子が素晴らしかった。
アンリと怪物は、Wキャストの声質が全く違うので、キャラも全く異なって見えたのには驚いた。
加藤和樹は陰のある声、一方島太星は陽の声だ。
同じセリフを言って同じ歌詞をうたっているのに、訴えてくるものが全然違う!
非常に面白い経験をした。
その他プリンシパル
朝夏まなとは、これまでに見てきた朝夏まなとの中で、エレン/エヴァを演じている彼女が一番好きかも。
エレガントなお嬢様と、殺人も厭わない極悪女の両方を、演じているのに、どっちもばっちりはまっているという不思議。
朝夏まなとはあまり歌唱力が高くない、という印象があったので、今回「あれ?思っていたよりも良い」と思った。
今回、ジュリア/カトリーヌが、花乃まりあ。
特にカトリーヌのほうの汚れ役をどう演じるのか興味津々だったが、想像以上で、良い意味で期待を裏切られた。
あんなに太い声で歌えるんだ、知らなかった。。。。
ルンゲ/イゴールは、鈴木壮麻が続投で、観客としての安心感が半端なかった。
しかし、この役、歌が少ないよね?
もっと歌ってほしいけれど、脚本を変えないと無理か。。。
ステファン/フェルナンドの松村雄基は、やはり、この人スター、存在感ある。
アンサンブル
青年ウォルター君の母親役は栗山絵美。
彼女は少なくとも前回2020年上演時も、ウォルター母を演じていた。
(2017年は覚えてないが、彼女だったかも?)
前回までは、青年の母親としては若すぎだろう、と思っていたのだが、今回はいい感じに貫禄もついてきており、母親が板についてきていた。
ちなみに、青年ウォルター君は石川新太。
彼は、アンリに治療されるはずだったが敵国兵士だということで射殺された兵士の役もやっており、少なくとも舞台上で2回殺されている。(私が気付かないだけで、ほかにも殺されるシーンがあった?)
キャストボードなど

2025/4/12(Sat)マチネ

2025/4/20(Sun)マチネ

2025/4/22(Tue)ソワレ
作品情報
キャストなど
キャスト
ビクター・フランケンシュタイン/ジャック:中川晃教/小林亮太
アンリ・デュプレ/怪物:加藤和樹/島 太星
ジュリア/カトリーヌ:花乃まりあ
ルンゲ/イゴール:鈴木壮麻
ステファン/フェルナンド:松村雄基
エレン/エヴァ:朝夏まなと
笠原竜司/栗山絵美/石川新太
松村曜生/三木麻衣子/齋藤桐人/宇部洋之/山田裕美子
宮野怜雄奈/半澤 昇/荒木啓佑/りんたろう/伊宮理恵
吉田萌美/松田未莉亜/江見ひかる
杉山真梨佳/荒川湧太/田中真由
SWING
高木裕和/大川 永
リトル・ビクター:鈴木琉音/下永龍正
リトル・ジュリア:森田みなも/杉山穂乃果
※本公演にリトル・ビクター役にて出演を予定していた古澤利空は、変声期を迎えたことに伴い、主催者で協議の結果、全公演を休演したとのこと。
演出・音楽・振付等
音楽:ブランドン・リー
脚本/歌詞:ワン・ヨンボム
潤色/演出:板垣恭一
訳:詞森 雪之丞
音楽監督:島 健
音楽監督/歌唱指導:福井小百合
振付:黒田育世,当銀大輔
美術:乘峯雅寛
照明:髙見和義
音響:佐藤日出夫
衣裳:十川ヒロコ
ヘアメイク:宮内宏明
擬闘:渥美 博
指揮:田邉賀一
稽古ピアノ:八木淳太,森 俊雄,久野飛鳥
オーケストラ・コーディネイト:東宝ミュージック
振付助手:政岡由衣子
演出助手:髙野 玲
舞台監督:松井啓悟
制作:荒川ちはる,相見真紀
プロデューサー:塚田淳一(東宝)/住田絵里紗(ホリプロ)
オリジナルプロダクション:ワン・ヨンボムプロダクション
製作:東宝/ホリプロ