2023年上演

【2023年】アーサー王伝説『キャメロット』

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日生劇場は1963年10月20に開場したのだとか。

その60歳の誕生日の翌日に、日生劇場にて観劇したのが『キャメロット』だ。

なお今回、「ウォリックのトム」役がダブルキャストだったが、私は大河原爽介で観劇。

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

『キャメロット』

会場

日生劇場

観劇日

2023/10/21(Sat)マチネ

華のある役者たち

坂本昌行を前回見たのは、インチキセールスマンだったのだが、今回はアーサー王。

個人的には、こっちのほうが華やかで好き。

王冠もマントもとにかくサマになってかっこいい。

ランスロットの桐山照史は、今回初見だったのだが、ムッキムキの筋力=正義とでもいわんばかりのランスロットでとにかくチャーミング。

歌は、正直良いとは思わなかったのだが、悪くもない。

ランスロットって、主君であるアーサー王の妻グィネヴィアと不倫する立場なので、少し影があるインテリ男子のイメージなんだが、桐山照史は屈託のない筋肉青年なのが軽い衝撃。

ゆえに、ストレートにグィネヴィアに突進していくイメージで、なるほどこんなランスロットもあるのか、と思わされた。

華があるといえば、脇でピリッと締めてくれる今井清隆の存在感も素晴らしかった。

グィネヴィアの唯月ふうか、ここのところだいぶきれいになったな、という印象。

透明感のある歌声も素晴らしかったが、私の見た回は少し調子が悪かったのか、声に力がないような気もしたのが残念。

モーガン・ル・フェイ役の咲良のスタイリッシュさ、モルドレッド役の入野自由の芸達者な演技も、この舞台の見どころ。

アンサンブルでは、妖精ニミュエを演じた関根結花の歌声とヴィジュアルの美しさに心惹かれた。

光陰矢の如し

キャストに大河原爽介が入っているのは知っていた。

彼の演じたウォリックのトム役は、ストーリーの最後の最後に出てくる役だった。

私の頭の中には、『モーツァルト』でアマデを演じた、ちいっちゃかった男の子がいたので、彼が舞台に登場してきて、びっくりしてしまった。

そうか、もう14歳なのか、「ほぼ青年」といってもいい年齢。

時がたつのは早いなぁ、と思わされた。

親戚のおばさんみたいな、感想になってしまった。。。。

私が書いています
運営者情報

姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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作品情報

キャストなど

キャスト

アーサー :坂本昌行
ランスロット:桐山照史
グィネヴィア:唯月ふうか
モルドレッド:入野自由
ペリノア:今井清隆

辰巳智秋
咲良

石川剛、土倉有貴、平山トオル、中野亮輔
深堀景介、榎本成志、柴原直樹
玲実くれあ、鈴木満梨奈、関根結花、寺町有美子
油井杏奈、金子桃子

大河原爽介、及川桃利(Wキャスト)

スイング
西尾郁海、漆間良尚

演出・音楽・振付等

脚本・歌詞:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽:フレデリック・ロウ
演出:宮田慶子
翻訳・訳詞:高橋亜子

音楽監督:島健
振付:前田清実
美術:伊藤雅子
照明:中川隆一
音響:湯浅典幸
衣装:半田悦子
ヘアメイク:宮内宏明
アクション:渥美博
歌唱指導:本田育代
稽古ピアノ:熊谷絵梨
演出助手:長町多寿子
舞台監督:瀧原寿子

最終更新日 2023年10月27日

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