2026年上演

【2026年】やさしさに包まれた世界 『アイ・ラブ・坊ちゃん』

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音楽座のミュージカルは「メトロに乗って」しか観たことがないので、音楽座らしさについて語れる身分でもないのだが、この作品を初めて見て、いかにも音楽座らしい、やさしい雰囲気に満ちた作品である、という印象を受けた。

ちなみに、子役はダブルキャストだが、大人プリンシパルはすべてシングルキャスト!

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

『アイ・ラブ・坊ちゃん』

会場

明治座

観劇日

2026/5/5(Tue)マチネ
2026/5/18(Mon)ソワレ
2026/5/28(Thr)ソワレ

男性キャスト陣の魅力と美しき三重奏

井上芳雄が、舞台に登場した瞬間に千円札の夏目漱石に見えたのが不思議であった。

骨格や顔つきが似ているわけではないはずだが、まるで漱石が乗り移ったかのような錯覚を覚えた。

坊ちゃんを演じた三浦宏規は、下駄を履いてジャンプし、名前を「まだない!」と大見えを切るシーンが非常に印象的で、深く心に残っている。

また、山嵐を演じた小林唯の存在感と歌唱力も素晴らしかった。

この漱石、坊ちゃん、山嵐の男性3人による三重奏は実に美しかった。

深く心を揺さぶる実力派女優陣の妙技

キヨ役の春風ひとみの演技には、今回も深くうならされた。

「愛」そのものの存在を感じさせる佇まいに、思わず涙がこぼれた。

昔から貫禄のある脇役を得意とする女優であるが、特に印象深い「ミー・アンド・マイガール」のマリア公爵夫人を調べたところ、演じたのは1987年であった。

つまり、当時は若干27歳という若さだったということか。

その年齢で引き受けた役の完成度には驚かされるばかりである。

「マタ・ハリ」のアンナに続き、今回のキヨも非常に気に入った役柄となった。

鏡子役の土居裕子は、音楽座時代にも同役を演じていたとのことである。

年齢を重ねても可愛らしい雰囲気はそのまま残っており、健気で愛らしい妻を好演していた。

そのかわいらしい声には大いに癒やされた。

細部まで見逃せないアンサンブルの魅力

さらにアンサンブルでは、伊藤かの子が男子学生に扮した姿が、反則だと言いたくなるほどに可愛らしく、舞台の細部まで見どころが詰まっていた。

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姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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キャストボード

2026/5/5(Tue)マチネ

2026/5/18(Mon)ソワレ

2026/5/28(Thr)ソワレ

作品情報

キャストなど

キャスト

漱石:井上芳雄
坊っちゃん:三浦宏規
山嵐:小林 唯
登世:彩 みちる
赤シャツ:松尾貴史
清:春風ひとみ
鏡子:土居裕子

林アキラ
山野靖博
伊藤かの子
今村洋一
大音智海
小熊綸
小原悠輝
管谷孝介
中野太一
長谷川 暢
般若愛実
藤咲みどり
三浦優水香
山根海音
蘆川晶祥
鈴木弥人/涌澤昊生(Wキャスト)
植木紗菜/内 夢華(Wキャスト)
早川一矢(Swing)

演出・音楽・振付等

演出:G2
音楽監督・編曲:YUHKI
編曲協力:村井一帆
振付:山田うん
美術:乘峯雅寛
照明:髙見和義
音響:山本浩一
衣裳:髙木阿友子
ヘアメイク:大宝みゆき
音楽監督補・歌唱指導:林 アキラ
稽古ピアノ:安藤菜々子
音楽コーディネート:東宝ミュージック
バンドコーディネート:新音楽協会
演出助手:髙野 玲
舞台監督:藤崎 遊
制作助手:森下裕未
制作:中尾 遥
アシスタントプロデューサー:田中景子
プロデューサー:小嶋麻倫子/渡邊俊也
製作:東宝

[音楽座ミュージカルオリジナルプロダクション]
総指揮:相川レイ子
演出:ワームホールプロジェクト
脚本:横山由和・ワームホールプロジェクト
作曲・編曲:船山基紀
製作著作:ヒューマンデザイン

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