2025年上演

【2025年】母国語で聞き取れる安心感『SIX』日本キャスト版

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先日、来日キャスト版で見た当作品、日本キャスト版は、1回のみの観劇となった。

私が見たキャストは以下の通り。

キャサリン・オブ・アラゴン:鈴木 瑛美子(ソニン見逃し)
アン・ブーリン:田村 芽実(皆本 麻帆見逃し)
ジェーン・シーモア:原田 真絢(遥海見逃し)
アナ・オブ・クレーヴス:エリアンナ(菅谷 真理恵見逃し)
キャサリン・ハワード:豊原 江理佳 (鈴木 愛理見逃し)
キャサリン・パー:和希 そら(斎藤 瑠希見逃し)

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

『SIX』日本キャスト版

会場

EX THEATER ROPPONGI

観劇日

2025/2/18(Tue)ソワレ

日本キャスト版のほうがよかった

先月、来日キャスト版を見たのだが、正直、言語の壁の問題で、歌詞やセリフが聞き取れない、聞き取れたとしてもニュアンスがわからない・・・周りは笑ったりヒューヒュー言っているが、私はそのノリについていけない、ということがあった。

確かに、舞台の両脇に、電光掲示板で通訳字幕は出ていたのだが、やっぱりパフォーマーに集中したいので、ちらちら字幕を見るのは煩わしいのだ。

結局、私の英語力の問題なのだが、来日キャスト版は、100%は楽しめなかったのである。

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ところが、日本キャスト版においては、日本語上演なので、歌詞やセリフが聞き取れない、という問題もない、ということで、こちらは両手離しで楽しむことができた。

今回の6人のキャストのうち、原田 真絢のみ初見。

全員、個性が際立っていて、見ごたえ十分であった。

歌唱力は全員文句なしのすばらしさ。

ダンスのキレも、来日キャスト版よりも良かったような気がする。

エリアンナだけ、ちょっと調子が悪かったのか、いつもより声量が控えめなのが気になったけれど。。。。

歌唱力以外での特筆すべき事項は、和希 そらの美しさ。

この舞台の、この衣装とメイクでは、彼女のクールビューティがとりわけ引き立つようで、他のクィーンがソロで歌っているとき、バックコーラスの和希そらを目で追うなんてこともやっていた。

踊りもキレがあり、青を基調とした衣装もばっちりはまっていて、とにかく美しかった。

手拍子やノリについて

やっぱり、コンサート形式の作品は苦手だな、と思った。

この作品では、観客も舞台と一体となって、手拍子をしたり掛け声をかけたりしていた。

また、主催者やパフォーマー側もそれを歓迎しているので、ひとりの観客に過ぎない私がなにをか言うべきことでもないのだが、拍を外した手拍子をする人が近くにいると、気になるんだよなぁ・・・・

はい、わかってる、このタイプの作品では観客が手拍子を打つことは「禁止事項ではない」ので、私が文句を言う筋合いなどない、ということは。

また、隣の席で、「ヒューヒュー!」とか「キェー!」という声を上げられると、耳に触るなぁ、パフォーマーの声や演奏が聞こえないじゃん、とも感じてしまう。

はい、わかってる、これらの掛け声も「禁止事項ではない」ので、私が文句を言う筋合いなどない、ということは。

要するに、作品のタイプとして、私の志向とあっていない、というだけのことなのだ。

次回から、このタイプの作品はチケットを買う前に少し、「要検討」にするかも。

キャストボード

2025/2/18(Tue)ソワレ

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姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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作品情報

キャストなど

キャスト

キャサリン・オブ・アラゴン:鈴木 瑛美子/ソニン(Wキャスト)
アン・ブーリン:田村 芽実/皆本 麻帆(Wキャスト)
ジェーン・シーモア:原田 真絢/遥海(Wキャスト)
アナ・オブ・クレーヴス:エリアンナ/菅谷 真理恵(Wキャスト)
キャサリン・ハワード:鈴木 愛理/豊原 江理佳(Wキャスト)
キャサリン・パー:和希 そら/斎藤 瑠希(Wキャスト)

SUPERVISOR/KEYBOARD:田中 葵
GUITAR:中村 芽依
BASS:shizupi
DRUMS:山内 楽

演出・音楽・振付等

<オリジナルクリエイティブ>
原作:トビー・マーロウ&ルーシー・モス
演出:ルーシー・モス&ジェイミー・アーミテージ
振付:キャリーアン・イングルイユ
セットデザイナー:エマ・ベイリー
衣裳デザイナー:ガブリエラ・スレード
インターナショナル衣裳スーパーバイザー:ジャスティン・アリン
照明デザイナー:ティム・デイリング
音響デザイナー:ポール・ゲートハウス
オーケストレーター:トム・カラン
音楽スーパーバイザー:ジョー・ベイトン

<日本キャスト版クリエイティブ・スタッフ>
翻訳・訳詞:土器屋利行
演出補:アレクサンドラ・スペンサー・ジョーンズ/西祐子
振付補:ニコール・ボンジー/飯作絵梨子
音楽スーパーバイザー補:ケイティ・リチャードソン/田中葵
照明補:日下靖順
音響補:宮脇奈津子
ヘアメイク補:宮内宏明
衣裳補:桜井麗
バンドコーディネート:新音楽協会
技術監督:清水重光
ステージマネージャー:徳永泰子
演出レジデント:渋谷真紀子

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