ちょっと遅い夏休みをとった。
どこに行こうかなぁ。。。と考えた挙句、適当にシドニーに行くことに。
シドニーの劇場と言ったらオペラハウスが有名だが、直前では安い席は取れないので、オペラハウスは見学にとどめて、別の劇場で、何か演目を探すことにした。
2時間以上、英語に集中する自信もなかったので、できれば見たことがあり知っている作品を選びたかったのだが、残念ながらなかったので、ストーリーが比較的単純そうな『Here You Come Again』を選んだ。
Contents
観劇メモ
会場や観劇をした日など。
演目名
『Here you come again』
会場
Theatre Royal Sydney
観劇日
2025/9/13(Sat)ソワレ
どんなミュージカル?
『Here You Come Again』は、カントリー界のレジェンド、ドリー・パートンのヒット曲をふんだんに使ったミュージカル・コメディ。
ドリー・パートンのことは詳しく知っているわけではない。
ただ、いくつかの曲は、「ああ、聞いたことがある」という感じ。
映画『9時から5時まで』の主題歌もドリー・パートンのもの。
1946年生まれの歌手なので、2025年時点で79歳。
さて、ストーリーだが、主人公はドリー・パートンの熱狂的ファンなのだが、人生の困難に直面すると、突如彼の部屋に飾っている等身大のドリー・パートンのポスターから白い煙が出てきて、ドリー・パートンが登場してくる。
そう、これは彼の空想の中。
この空想の中では、ドリー・パートンが、ウィットとユーモアで人生や愛、自立についての教訓を与えてくれる、というわけだ。
『ドラえもん』が「未来から来た万能ロボットによる子どもの成長物語」だとすれば、『Here You Come Again』は「心の中に現れたカントリーの女神による大人の再生物語」と言えるかもしれない。
会場、客席が華やかでびっくりした
劇場に入る前から、ピンクの華やかな服を着たマダムや、やはりピンクのウエスタンハットに金髪のウィッグをしたマダムたちが街中で目に付いた。
「なんだ?なんだ?」と思っていると、みなTheatre Royal Sydneyに吸い込まれるようにして入っていく。
30分前に会場入りしたのだが、写真撮影会もやっていたし、そのうえホワイエがものすごくにぎわっていた。
肌感覚では、観客の5割以上が何かしらのコスプレ(?)をしている状況だったので、いたって普通の街着を着ている私たちのほうがかえって浮いているような感じ。
多くはドリー・パートンになりきっているマダムたちだが、なんと、男性客の多くも女装して観劇しているのにはこれまたびっくりだ。
こういう現象は、日本の劇場ではあまりない。
作品としては悪くないという感じ
ドリー・パートン演じるTRICIA PAOLUCCIOの歌もノリノリだし、全体的に軽いコメディという感じで、悪くはなかった。
主人公の男性が、のび太みたいで、可愛かった。
好みのタイプの作品ではないが、うん、悪くないという感じだった。
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運営者情報
姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...
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作品情報
キャストなど
キャスト
DOLLY PARTON:TRICIA PAOLUCCIO
KEVIN:DASH KRUCK
MUM|DOLLY ALTERNATE|BACKING VOCALIST:KELLIE RODE
JEREMY| KEVIN UNDERSTUDY|BACKING VOCALIST & GUITAR:BAILEY DUNNAGE
TISH|BACKING VOCALIST & GUITAR:LAURA JOY BUNTING
MUSICAL DIRECTOR/KEYS:ANDREW WORBOYS
BASS:TINA HARRIS
DRUMS:LUKE HERBERT
GUITAR:ASH MURDICA
演出・音楽・振付等
DIRECTOR:GABRIEL BARRE
AUSTRALIAN ADAPTION TEAM:FIONA HARRIS & MIKE MCLEISH
MUSICAL DIRECTOR:ANDREW WORBOYS
DESIGNER:PAUL WILLS
COSTUME MAKER & SUPERVISOR:JENNI LANGFORD
LIGHTING DESIGNER:JASON BOVAIRD
CHOREOGRAPHER:JAMES MAXFIELD
CASTING DIRECTOR:LISA CAMPBELL
ASSOCIATE DIRECTOR:MIKE MCLEISH