2024年上演

【2024年】日米合作 ブロードウェイミュージカル『RENT』

https://lasfloresrojas.com

日米合作ってどんな風になるんだろう?と観劇前は思ったのだが、カンパニーとして違和感は全くなかった。

ここ数年で、Diversityの受容が一気に進んだ世の中にあっては、多様な人種が同じ舞台に立っていても、別におかしいことでも何でもない。

米国キャストの中にアジア系が混ざっていても、それが何か?という感じで、わざわざ「日米合作」と言わなくてもいいのでは、という感じ。

なお、私が見た回のキャストは、ロジャーとコリンズ役に以下の変更があった。

ロジャー・デイヴィス : スティーブン・ロシェット・ロペス、
トム・コリンズ : デヴィンレ・アダムス

2024/8/25(Sun)マチネのキャストボード

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

『RENT』

会場

東急シアターオーブ

観劇日

2024/8/25(Sun)マチネ

RENTという作品

RENTという作品は、私にとって特別思い入れがある作品というわけではない。

いくつかのナンバー、例えば、"Seasons of love"などは耳にすると、「ああ、いい曲だよね」と思う程度には好き、そんな作品。

今回改めて、原作・作詞・作曲・脚本を手がけたジョナサン・ラーソンが、7年かけてこの作品を作り、プレビュー公演の前日に、亡くなった、という事実が、この作品をより有名にしたということを、確認した。

ミュージカルをまあまあ見ているつもりだったけれど、やっぱりミュージカルの世界は広いので、詳しく知らない作品も多いな、と思った。

日米合作

冒頭に書いた通り、日米合作とうたわれてはいるものの、もはやこの時代においては、米国キャストの中にアジア系が混じっていようがなにしようが、それがどうしたの?という感じ。

山本耕史は日本版プロダクションの初演である1998年と1999年のマークを演じていたらしい。

25年の時を経て同じ役をやる・・・・

こう書くと、すごい!と思うのだが、舞台上のマーク(山本耕史)は普通にマークだった。

つまり、NYの若者として何の違和感もなかった。

何かのインタビュー記事で、今回のカンパニーの中で最高齢、と言っている記事を見たが、年齢についても言われなければ全くわからない。

また、私は「日本で英語を学習した人」でしかないので、ネイティブイングリッシュとそうでない英語の違いはあんまりよくわからないのだが、山本耕史の英語はジャパニッシュには聞こえなかった、むしろ流暢で上手いと私には思えた。

ちなみに、ロジャーとミミのナンバーである”I Should Tell You”だが、"I Should Tell You”という歌詞がが「愛してる」に聞こえたのは私だけだろうか?

その部分だけ「え?日本語の歌詞?」と思ってしまったのだ。

ちなみに今回印象に残ったのは、ジョアン役のリアン・アントニオ(Leanne Antonio)。

クレバーそうな雰囲気と透明な声、ナイスバディで印象に残った。

 

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彼女はナシア・トーマス(Nasia Thomas)の代わりにキャスティングされた人だったのね。

見切れ席

私は斜めから見る舞台が結構好きだったりする。

裏方の姿が見え隠れする舞台袖をのぞくのも楽しい。

舞台袖が見切れてしまう席は結構好きなのだ。

・・・とは言うものの、そのような席がセンターブロックと同じ値段であれば、それは納得がいかない。

「見切れ注釈付きA席」から見える舞台(休憩中の撮影は許可されていた)

ところが、今回、私がゲットした席は、1階席5列目の上手(かみて)側席で、「見切れ注釈付きA席12,500円」であった。

S席が16,500円だったので、4,000円差がついていて、その点は納得。

しかし、「見切れ注釈付きS席16,500円」なる席もあり、それっていったいどこの席だったんだろう?と、ちょっと謎ではあった。

その他

シアターオーブ入り口のポスター

移り行く渋谷の街(2024.8.25 Sun)

私が書いています
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姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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作品情報

キャストなど

キャスト

マーク … 山本耕史
ロジャー … アレックス・ボニエロ
モーリーン … クリスタル ケイ
ミミ … チャベリ―・ポンセ
エンジェル … ジョーダン・ドブソン
コリンズ … アーロン・アーネル・ハリントン
ジョアン … リアン・アントニオ
ベニー … アーロン・ジェームズ・マッケンジー

<アンサンブル>
デヴィンレ・アダムス、アラナ・コーゼン、ケイト・カミング、トラヴォン・ムーア、トリ・パリン、スティーブン・ロシェット、ジェームズ・スコッピ

<スウィング>
コディ・ジェンキンス、カーク・リデル、アナリース・リオス、ローガン・グレイ・サード

演出・音楽・振付等

脚本・作曲・作詞:ジョナサン・ラーソン
演出:トレイ・エレット
初演版演出:マイケル・グライフ
振付:ミリ・パーク
初演版振付:マーリス・ヤービィ
音楽監督:キャサリン・A・ウォーカー

最終更新日 2024年8月26日

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