2026年上演

【2026年】物語を超越する演者の引力『最後の事件』

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韓国発、男性キャスト2名による、二人芝居。

いや、二人芝居、というか、アーサー・コナン・ドイルと彼の作り出した役との対話の物語である。

正直、作品としては好みではなく、ストーリーとしても刺さるものはなかった。

しかし、演者が非常に魅力的で、彼らの表情を追ったり、歌を聴くだけでも満足できる作品でもあった。

なお、キャストは以下で鑑賞。

アーサー・コナン・ドイル役:加藤和樹/矢崎 広(髙橋 颯見逃し)
シャーロック・ホームズ役:渡辺大輔/太田基裕(糸川耀士郎見逃し)

組み合わせは以下の通り
加藤和樹×渡辺大輔×豊住 舞
矢崎 広×渡辺大輔×栗山 梢

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

『最後の事件』

会場

博品館劇場

観劇日

2026/2/21(Sat)ソワレ
2026/3/2(Mon)ソワレ

ロマンス不在の濃密な対話劇

これまたロマンス要素なしの作品である。

最近の流行なのだろうか。

博品館劇場という比較的小さめの劇場で、至近距離から浴びる時間は実に濃密であった。

アーサー・コナン・ドイルを演じた加藤和樹、矢崎広の両名からは、インテリゆえの苦悩が随所に見え隠れする。

特に加藤アーサーが苦悩し、絶叫するように歌唱するシーンでは、紅潮した首筋に抗いがたいセクシーさが宿っていたのが印象的だ。

シャーロックが放つ奇妙な魔性

対するシャーロック・ホームズを演じた渡辺大輔と太田基裕。

この二人が備え持つ、どこかこの世ならぬ「魔性性」は一体何なのだろうか。

作品にロマンス要素は一切ない。

それにもかかわらず、これほどの魔性を秘めているのは不思議でならない。

インテリの苦悶と、それを翻弄するかのような存在感の対比。

作品そのものへの共感とは別の次元で、演者たちの放つ熱量に圧倒される観劇体験であった。

キャストボード

2026/2/21(Sat)ソワレ

2026/03/02(Mon)ソワレ

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姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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作品情報

キャストなど

キャスト

アーサー・コナン・ドイル役(トリプルキャスト):加藤和樹/矢崎 広/髙橋 颯
シャーロック・ホームズ役(トリプルキャスト):渡辺大輔/太田基裕/糸川耀士郎

演 奏:treetop(栗山 梢/豊住 舞/久保奈津実)
※演奏は上記のうち1名ずつの出演

演出・音楽・振付等

脚本・作詞・演出:ソン・ジェジュン
作曲:ホン・ジョンイ

翻訳・訳詞・演出補:福田響志
音楽監督:岩崎 廉

振付:松田尚子
美術:伊藤雅子
照明:杉田諒士
音響:佐藤日出夫
衣裳:小西 翔
ヘアメイク:水﨑優里
歌唱指導:吉田純也
アクション:冨田昌則
稽古ピアノ:treetop(栗山 梢、豊住 舞、久保奈津実)
通訳:シンユ
演出助手:坂本聖子
舞台監督:仲里 良

版権協力:NEO
制作協力:キム・テイ、ASOViVA

企画:シーエイティプロデュース
製作:ぴあ、シーエイティプロデュース

最終更新日 2026年3月15日

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