2025年上演

【2025年】ありがとう帝劇~帝国劇場CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』

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レ・ミゼラブル東京公演が終わって、とうとう帝国劇場の最後のショーがやってきた。

これで現・帝国劇場とお別れ、そして新しい帝国劇場は2030年にならないとお目見えしない、となると、なんだか不思議な気持ち。

この歳になると、5年後といったら結構な年齢!と感じてしまう。

はたちが25歳になるのとは違うんだよなぁ。

豪華キャストによるコンサートであるからして、チケットが多少高くなるのは覚悟していたが、なんと27,000円!

た、高い!

それでもなんとか、BプログラムとGプログラム、それぞれ1回ずつ足を運ぶことになった。

観劇メモ

会場や観劇をした日など。

演目名

帝国劇場CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』

会場

日生劇場

観劇日

2025/2/17(Mon)ソワレ Bプログラム
2025/2/27(Thr)ソワレ Gプログラム ←前楽、帝劇最後のソワレ

司会進行が井上芳雄

あらためて、井上芳雄、すごいと言わざるを得なかった。

ミュージカル俳優として第一線でありながら、司会進行のスキルまであるのか?!と驚愕せざるを得ない。

多彩すぎ。

トークも長すぎず、でも観客の心に残るようなことをしっかり伝えているし、ゲストへのインタビューも見事。

それでいて、エリザベートのナンバーからいくつか歌ったり、もう本当に、至れり尽くせりであった。

レジェンドと若手

市村正親の「アメリカンドリーム」(ミスサイゴン)を聞いたら、ちょっとうるっと来た。

直近の2022年公演でも見たけれど、私は、彼がぴょんぴょん飛び跳ねて「アメリカンドリーム」を歌っているのもみたことがあるぞ!日本初演の1992年のことだ。

そう考えると、30年エンジニアを演じ続けた市村正親を、ずっと見続けることができたのもラッキーだ。

島田歌穂の「オンマイオウン」(レ・ミゼラブル)も、まさか帝劇でもう一度聞くことができるとは思わなかった。こちらも胸が熱くなった。

また、今回一番若かったのは、三浦宏規と木下晴香だろうか?

三浦宏規は、Bプロでは涼風真世と、Gプロでは一路真輝と、王様と私を踊っているのを見た。なんと相手役の女優との年齢が40歳ほど離れているというカップリングだったが、もっと驚いたのは、三浦宏規に貫禄があったこと!ええ、なんてったって王様だからね。

私の中では、もともと「バレエの人」という印象があったのだけれど、ここ最近、かなり歌唱力も上がっている感じがした。

木下晴香は、「夢に見るマンダレイ」(レベッカ)を披露していた。あーー、この曲、この作品好きだなぁ、とじわじわきた。レベッカを再演してもらいたい、というのと、木下晴香にこの作品で演じてほしいと思った。もちろん「わたし」役でもいいし、なんだったら若いダンバース夫人役でもいいや。

帝国劇場最後のソワレ

2025/2/27(Thr)ソワレは、なんと帝国劇場最後のソワレだったらしい。

帝国劇場には本当にたくさんの思い出がある。

ほとんどが「おひとり様」観劇で足を運んだが、友人たちと、家族と一緒に見た作品もたくさんあるし、帝劇を出た後、近隣のレストランやカフェで語らったのも本当に良い思い出だ。

そんな最後のソワレに立ち会えたのも幸運なこと。

劇場は大混雑

今回、私にとっては初めての「入場時に身分証明書」が必要な演目だった。

昨年の夏に取得した免許証が役に立つ日が来た!

劇場の中に入るには、劇場の外のお濠沿いの道路に並ばなければならず、「ええ!面倒くさい!」とは思ったものの、そこはさすが帝劇のスタッフさん。

優秀なスタッフがうまく誘導してくれているおかげで、割とサクサク中に入ることができた。

中に入ると、いつもより人でごった返しているロビー。

通常時の1.5倍ぐらいに感じた。

これはなんでなんだろう???

通常よりも、早めに劇場内に入って、物販の利用をしたり、写真撮影をしている観客が多いせいなのだろうか?

まっすぐに歩けないことに若干ストレスは感じたものの、立ち止まって写真撮影をしている人や、通路をふさいでいる人には、ちゃんと劇場スタッフが注意喚起を行っている点が好ましく感じられた。

セットリスト&キャストボード

2025/2/17(Mon)ソワレ、キャスト

2025/2/17(Mon)ソワレ、セットリスト①

2025/2/17(Mon)ソワレ、セットリスト②

2025/2/27(Thr)ソワレ、キャスト

2025/2/27(Thr)ソワレ、セットリスト①

2025/2/27(Thr)ソワレ、セットリスト②

私が書いています
運営者情報

姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...

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作品情報

キャストなど

キャスト

レギュラーキャスト

レギュラーキャスト(全日程)
井上芳雄/浦井健治/小野田龍之介/甲斐翔真/佐藤隆紀(LE VELVETS)/島田歌穂/三浦宏規/宮野真守

レギュラーキャスト(A・B・Cプログラム)
生田絵梨花(A/Bのみ)/木下晴香(Cから)/昆 夏美/涼風真世/平野 綾/森 公美子

レギュラーキャスト(D・E・F・Gプログラム)
一路真輝/木下晴香/瀬奈じゅん/花總まり/屋比久知奈

家塚敦子/河合篤子/やまぐちあきこ
川口大地/中西勝之/中山 昇
彩花まり/岩﨑亜希子/大月さゆ/可知寛子/樺島麻美
神谷玲花/輝生かなで/豊田由佳乃/原 広実/玲実くれあ
岡崎大樹/感音/後藤晋彦/佐々木 崇/砂塚健斗/田中秀哉
福永悠二/堀江慎也/丸山泰右/横沢健司/渡辺崇人

ゲスト

ゲスト(Aプログラム)
鹿賀丈史/大地真央/松 たか子

ゲスト(Bプログラム)
石丸幹二/加藤和樹/平原綾香/吉原光夫

ゲスト(Cプログラム)
伊礼彼方/駒田 一/保坂知寿/松下優也/山口祐一郎

ゲスト(Dプログラム)
朝夏まなと/和音美桜/中川晃教/山崎育三郎

ゲスト(Eプログラム)
石川 禅/城田 優/堂本光一/前田美波里

ゲスト(Fプログラム)
石井一孝/上白石萌音/別所哲也/新妻聖子(25日のみ出演)/望海風斗(25日のみ出演)/有澤樟太郎(26日のみ出演)/海宝直人(26日のみ出演)/濱田めぐみ(26日のみ出演)/愛希れいか(26日のみ出演)

ゲスト(Gプログラム)
市村正親/今井清隆/鳳蘭/笹本玲奈/田代万里生

演出・音楽・振付等

構成・演出:山田和也
音楽監督・指揮:塩田明弘
音楽監督助手:宇賀神典子
振付:上島雪夫/大澄賢也/桜木涼介/本間憲一/麻咲梨乃
歌唱指導:林アキラ/やまぐちあきこ
オープニング曲作曲:甲斐正人

美術:松井るみ
照明:古澤英紀
音響:秋山正大
映像:九頭竜ちあき
衣裳:十川ヒロコ
ヘアメイク:富岡克之(スタジオAD)
舞台監督:廣田 進
演出助手:末永陽一/斎藤 歩

制作:廣木由美/渡邊 隆

プロデューサー:齋藤安彦/小嶋麻倫子/服部優希

スーパーヴァイザー:岡本義次

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