原題は"War Paint"だそう。
それがなぜこの邦題になるのかとちょっと残念な気もするのだが(だって長いし・・・)、舞台美術や衣装の美しさ、それと、移民の女性実業家の苦悩と、彼女たちを支える男の人間模様まで、いろいろてんこ盛りで、なかなか面白い作品だった。
いろんな楽しみ方ができる作品だと思うが、今回1回のみの観劇でのインプレッションは、「テンションあげあげ~、ピンク着たりおしゃれがしたくなった!」というもの。
Contents
観劇メモ
会場や観劇をした日など。
演目名
『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT』
会場
日生劇場
観劇日
2023/5/13(Sat) ソワレ
舞台美術と衣装が素敵!
この作品については1回きりの観劇だったので、最初に、一番の印象を書き記しておくとすると、それは舞台美術(照明含む)と衣装の素敵さ。
まるでファッション雑誌をそのまま手にしているかのようなまばゆさだ。
女性実業家二人の衣装の豪華さはいうまでもなく、サロンの従業員やセレブの顧客たちといったアンサンブルの衣装もきらびやかで、かつビジネスエリートとして登場してくる男たちのダンディさも必見だ
とくにエリザベス・アーデン演じた明日海りおのピンクを基調とした衣装は、どれもすばらしく、また、エリザベス・アーデンのサロン内の内装もピンクを基調としたもので、さらに従業員の女性たちの衣装も全部ピンク。
ドヨヨンとした天気ですが☔️、
本日は2公演✌🏻✨
みなさん、 日々 #エリヘレ と一緒に感想など投稿してくださり、ありがとうございます👀🔍りお×りおペア🤜🏻🤛🏻
そして、
けいこ×けいごペア🤜🏻🤛🏻墓場まで一緒のペアかと思いきや…ฅ(º ロ º ฅ)
…詳しくは是非劇場で💄
当日券あります💨💨#WARPAINT pic.twitter.com/xLJ9YnO4wc— エリザベス・アーデン vs. ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT- (@warpaint2023) May 13, 2023
ピンクでキラキラ♪していて、みているだけでアドレナリンどばどば、で美容によさそうだった。
エリザベス・アーデンのサロンのスタッフ役をやったアンサンブル女性たちは美形ぞろいだったが、とりわけ美麗の美しさは目を引いた。
背が高く、手足が長く、顔が小さい。
マイクロミニのピンクのワンピースからのぞく手足がこの上なく美しかった。
はじめて戸田恵子を舞台で見たかも
長年舞台は定期的に見続けているが、もしかすると戸田恵子を舞台で見たのは初めてかもしれない。
思ったより小柄な、でもパワフルな女性で、移民の女性実業家の役にぴったりな女優だった。
小柄なのに、歌う時の声の力強さや、俺様女の迫力が存分に出ていて、やっぱり女優ってすごいな、と思わされた。
男はスパイス!
今回、スパイスとしてピリピリ味わいを出していたのが、上原理央と吉野圭吾。
こんにちは☀️
本日は #エリヘレ お昼1公演✊🏻
早いことでもう東京公演折り返し๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
まだご観劇されていない方、
もう一度観たい方、是非この機会に💨
当日券ございます🎫華金ですね✨
どこかの2人みたいに、
ハメを外しすぎないように😁😙#WARPAINT pic.twitter.com/coIXTjHiqN— エリザベス・アーデン vs. ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT- (@warpaint2023) May 12, 2023
特に二人がマウント取り合うシーンが、本当に可愛くて可笑しかった。
二人とも大柄でいかついのに「俺の存在ってなんなんだろうな・・・」とシュンとする姿が妙に可愛い。
吉野圭吾の何とも言えない絶妙な間の取り方と、それにちゃんと呼応する上原理央も面白かった。
意外?!なことに、二人のデュエット(というのか?)も、声がよく混ざりあっていて聞いていて気持ちよかったな。
Twitterでの感想を見て思ったこと
Twitterで本作品についてコメントしている人がどの年代に属する人かはわからないのだが、この2つのコスメブランドについて「知らない」と言及している人が多いことに驚いた。
私(1972年生まれ)からすると、この2つのブランドは、愛用者ではなくても普通にデパートのコスメコーナーで目にすることがある超有名ブランドなので知っていてもおかしくない、と思うのだが、若い世代には馴染みがないのだろうか????
おまけ
観劇し終わった後に、ピンクっていいよね、テンション上がるよね、ピンクの洋服や小物を買いに行きたいなぁといろいろ考えていたら、観劇当日のネイルが濃いめピンクだったことに気が付いたので、日生劇場内で自撮り。
やっぱりピンクはいい!
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運営者情報
姉本トモコ(@tomoko1572) 東京都出身の舞台芸術愛好家。 高校時代(1980年代!)から、セーラ服のまま劇場に出入りする青春時代を送る。 好きな場所は日比谷界隈、一番好きな劇場は帝国劇場。 ...
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作品情報
キャストなど
キャスト
エリザベス・アーデン:明日海りお
ヘレナ・ルビンスタイン:戸田恵子
トミー・ルイス・上原理央
ハリー・フレミング:吉野圭吾
朝隈濯朗、後藤晋彦、俵和也
井上珠美、河合篤子、罍陽子、小林由佳、原広実、彩花まり、美麗、吉井乃歌
演出・音楽・振付等
脚本:ダグ・ライト
音楽:スコット・フランケル
歌詞:マイケル・コリー
翻訳 / 訳詞 / 演出:G2
音楽監督:桑原あい
振付:藤林美沙
美術:松井るみ
照明:高見和義
音響:大野美由紀
衣裳:十川ヒロコ
ヘアメイク:岡田智江
歌唱指導:柳本奈都子
演出助手:髙野玲
舞台監督:菅田幸夫
舞台監督補:八木智
プロデューサー:篠﨑勇己 / 波多江利之
製作:TBS / 研音