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ハラスメントに備えよ!個人でできる対策

災害に備えをするように、ハラスメントにも事前にリスクを想定して、それに対する対策を立てておくことは非常に重要です。

災害がいつ起こるかわからないように、ハラスメントもいつ自分が被害者になるかわかりません。

また、ハラスメントの被害者は、ショックのあまり思考停止してしまい、自身がハラスメントの被害者であるということにすら気づけなくなってしまう可能性もあるのです。

ハラスメントへの準備がないと手遅れに

例えば、やたらと「すみません」が口癖になってしまっている人は、必要以上に威圧され抑圧されてきたのかもしれません、少なくともこういう口癖で、自己肯定感が低くなっていることがうかがえます。

実際、自身がハラスメントに遭っている、という自覚が無いまま、どんどん自分に自信を無くしているケースも多いのですが、これでは、本来の能力を発揮できませんし、ポテンシャルも開花しないままです。

災害に備えていないと、いざ災害が来たら被害は甚大になりますが、災害に備えていれば、パニックになることはあっても、全く備えが無いよりは冷静に対応できるはずなのです。

それと同じように、何の備えもなくハラスメントの被害に遭ってしまえば、ひたすら疲弊してしまい、気づいた時には自分の身を守ることもできないほど、衰弱してしまう可能性もあるのです。

思考停止になるほど衰弱させられてしまったら、何もできません。

それでは手遅れですから、ハラスメントに備えましょう。

2019年5月「パワハラ防止法」(正式名称「改正労働施策総合推進法」)が成立しました。
施行は大企業が2020年6月、中小企業は2022年4月から施行となります。
職場におけるハラスメント関係指針

やっとパワハラ防止法ができたんですね。

裏を返すと、これまでは「パワハラし放題」だったんですね。オソロシイ。

自分の境界線を定義する

「私なんか、大したことない人間だから、これぐらいは我慢できる」とか、そういう遠慮はいりません。

いや、ホント、もう、そういう人が多いのです。

それダメです、自分を大切にしないだなんて、あなただけじゃなくて、家族も気の毒ですよ。

まず一番最初に、最大限わがままになって、「こういうことされたらいやだ!」ということを書き出してみるといいと思います。

私だったら、バカ上司の怠慢のせいで、寝る時間が無くなるほどの残業を言い渡されるのは嫌です。なんで他人の怠慢のしりぬぐいをするために、自分の命を削らなければならないのかが意味不明だからです。

日頃、胸元に「ザラっ」と感じたことを、書き出してみると、それが自分にとって嫌なことです。

文字にして可視化すると、よりよく認識できますよ。

こうして、自分にとって「ハラスメントとは何か」を定義するところが最初の一歩で、ここで定義されたハラスメントに抵触したら、即「対応策」の実施です。

ちょっとでも嫌な対応されたらアサーティブに伝えよう

世の中には逆ギレする人というのはたくさんいます。

ですから、ちょっとでも嫌なことをしてくる相手とは関わらないでいいのなら、そうするのが一番です。

・・・とはいっても、相手が同僚や上司だと、全くかかわりを無くすことは不可能ですので、そういう時には、私はそういう風に扱われるのは嫌なのでやめていただきたい、ということを丁寧に伝えます。

この際に、「あなた」を主語にして、相手の行動をやめるようにお願いするよりも、「私」を主語にして、自分がそのように扱われるのは嫌だ、という風に伝えたほうが、より無難に伝わるようです。

そして、それでも伝わらなかったら・・・そのときこそ、用意していたプランを実行すべき時です。

必要なのはエビデンス

ハラスメント加害者が、大企業の管理職であれば、彼らにとって一番嫌なのは、ハラスメント加害者として罰せられることでしょう。

ですから、いざとなったら訴えることもできる、ということをほのめかしておくのが一番良いです。

会話は録音しましょう

会話録音は必須です。

私はICレコーダーを愛用していましたが、最近はスマホにも録音機能がついているので、それでもいいと思います。

ただ、ICレコーダーの方が性能が良く、かつ電池も長持ちするので、ICレコーダーの方がいいです。


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日頃は、自分の語学練習時に発音を確認するツールとして使ったりして、いざという時に会話を録音する、というような運用の仕方でもいいと思います。

ちなみに、相手に知られずに会話を録音することは「秘密録音」といい、これは合法な行為です。

秘密録音(Wikipedia)

ただ、これをハラスメントの証拠として使う以外に、一般公開はしないでください。難しい法律の問題が生じる可能性があります。

ハラスメント内容は細かく記録しよう

上述の「秘密録音」に比べると、少し効果は劣るかもしれませんが、ハラスメントの内容を細かく記載することは、証拠になりえます。

ただし、その時に注意すべき点は、第三者が見て、わかるような内容にしておくことです。

項目は以下の項目があると良いでしょう。

  • 日時
  • 場所
  • 状況
  • 一緒にいた人
  • ハラスメントの内容

私はエクセルで時系列にするのが好みなので、そのように管理していました。

・・・・って、どんだけハラスメント被害記録慣れしているんじゃい!と思われますよね?(笑)

ハラスメントを訴えたこと自体は多くありませんが、記録だけはかなりこまめにやっているんです。

そもそも私は書くこと自体が全く苦ではないので、細かく書けるんです。それと書くことのもう一つのメリットは、書くことで問題が可視化されて、精神的な昇華も行われることですね。

書いているうちに、スッキリしてしまうことも多いのです。

ちなみに日系金融機関は、女性に対する「差別」がやはり多いです、今も多いです。

だから上に行けば行くほどほとんど女性が居ません。

そして、その差別に対して効果的に訴えることはとても難しいですが、私はある程度まで昇進もできているので、こうした差別に立ち向かってきた努力は、多少は報われているのではないかと思います。

平成時代までのハラスメントの扱い

ちょっと前までは、ハラスメントの被害を訴えると、「被害妄想」と片づけられ、訴えた被害者がさらに傷つく、ということも多くあったように思います。

一部上場に勤務する私も、過去に、ある人からのハラスメントを人事部に訴えたことがあります、2006年頃の話です。

当時の人事部のハラスメント担当者は、非常に親身に相談に乗ってくださり、その後、ハラスメント加害者からの攻撃は無くなったため、やはり大企業はこのあたりの対応がしっかりしているな、と安心していました。

・・・が2年後、ボーナスがほぼゼロになるという不思議な現象がありました。

もちろん、業務上大きな損失を出すようなミスはしていませんし、リーマンショック前で景気が良かったころの話です。会社の業績も好調の時でした。

驚いて上司に問い合わせると、「あなたは以前Aさんをパワハラで訴えたでしょう?人事部から、被害妄想癖のある問題社員だと目をつけられています。そのような人を評価できないんですよ。」と伝えられました。

全く意味が分かりません。

さらに、当時の上司は付け加えました。

「この件で絶対に人事部には駆け込まないでくださいね。そんなことをすると、さらに人事部からのあなたの心証が悪くなりますよ。来年はちゃんと評価したいので、絶対に人事部に照会しないでください。」と念を押されました。

今思うと、この当時の上司の念押しもアヤシイのですが、私はあまりのショックに何も身動きが取れず、やけ酒ばかりしていたことが、今となっては悔やまれます。

やけ酒ばかりしていないで、人事部に照会をかけていればよかった。。。。

今となっては、もう真実は闇の中ですが、十数年前は、ハラスメントの被害者もこうやって「訴えたことで報復を受ける」ことも、事実としてありました。

ハラスメント加害者を懲らしめることが目的ではない

善人ぶるつもりはないのですが、ハラスメント加害者を懲らしめるために、各種エビデンスを残したり、コトを公にする準備をするのではありません。

おそらく、ハラスメントをしてしまう人、というのは相当ストレスが溜まっているのです。

そして、その加害者も、かつてはハラスメントの被害者だったのではないかと想像します。つまり暴力は連鎖する、ということですね。

そういう人に、気づいてもらうために訴える準備をするのですが、それでも気づいてもらえなかったらエビデンスをもって訴える。

お互いの幸せのためのアクションなのです。

まとめ・備えあれば憂いなし

ハラスメントには遭わないこと、が第一ですが、万が一遭ってしまった時に備えて、自分なりのプランを定義しておくことは、本当に必要です。

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