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40代転職のリアル~2020年編

私からみた2020年の転職市場

コロナで始まりコロナで終った感じのする2020年でした。

求人も減るのでは?という見方も多くありました。しかし、それは「業界や職種により事情は全く異なる」というのが正しかったように思います。

実際、私のような40代でも、2020年2月から7月にかけて、お声をかけてくれるエージェントや会社はいくつかありました。書類が通過した会社は7社、役員面接まで行けた会社は3社でした。

2020年当時の私の経歴。
国内金融機関のIT部門勤務、管理職。
20代の時に現在の会社に第二新卒として転職してから、20年以上同じ会社に在籍。

コロナが騒がれはじめ、まさかここまで騒ぎが大きくなるとは思えなかった2020年2月から、転職活動を開始しました。

理由はいろいろあるのですが、20年以上同じ会社にいることは他ではつぶしの利かない人材になるリスクになるのではないか?という懸念があったのと、新しく面白そうな環境があれば是非チャレンジしてみたい、と思ったからです。

給与アップ等は、それほどこだわってはおらず、何か新しいことにチャレンジ出来たらいいな、という動機が大きかったように思います。

結局、数社受け、中には役員面接まで進めていただいた会社も3社ほどありましたが、最終的に現在の職場を離れる決め手になるものが無く、転職は見送る結果になりました。
しかし、自分を客観視する機会を持てたことが、とても良かったと思っています。

転職サイトや転職エージェントについて

なにせ20年間転職活動とは無縁でいたので、右も左もわからない状態からのスタートでした。

よって、情報収集や、企業とのコネクションのための、転職サイトや転職エージェントは、片っ端から登録しました。

転職サイトによってはこんなオファーも!

ちなみに、「とりあえず登録」してみた転職サイトからは、絶対に職務経歴書を見ていないだろう、と思われるオファーメールがたくさんきました。

「介護職」「塾の講師」「不動産営業」といった職種は、慢性的に人手がたりないのでしょうか?私の経歴とは全く関係がなさそうですが、そうしたオファーは毎日のようにメールボックスに届きました。

あまりにも私の経歴と無関係なオファーばかりが届くので、2週間ぐらいで退会しました。

でも、こういうサイトもあるんだな、と勉強になりました。

転職サイトでは求人内容を研究

転職サイトは、どのような求人が出回っているのか?という研究に使いました。

一番使えたのはリクナビNEXTです。

言わずと知れたリクルートの転職サイトですので、どういう企業がどんな職種を募集しているのか?等、毎日のように眺めることを日課にしていました。

40代転職の入り口はLinkedInとビズリーチ

転職活動をして、転職エージェントや企業の人事担当と、「適切に繋がることができる」と思ったのは、ビジネス特化型SNSであるLinkedInと、転職サイト「ビズリーチ」でした。

転職エージェントや、企業の人事担当者が、私の記載した職務経歴書を読んで、「詳しく話をしたい」という旨の連絡をしてきます。

特にLinkedInは、ビジネス特化型とはいえ、SNSなので実はFacebookのノリで使っていました。なので、こうして転職エージェントと繋がることができる、というのは2020年まであまり意識していませんでした。途中から、真面目にプロフィール(経歴)を書き直したりしていたぐらいです。それぐらい無頓着にLinkedInを使っていました。

また、ビズリーチはテレビCM等もあるのでよく知られていると思いますが、いわゆる転職サイトで、多くの転職エージェントおよび企業の人事担当が、会員の職務経歴書を閲覧しており、適宜コンタクトをとってきます。

このサイトの面白いところは、転職エージェントに格付けがしてあって、声をかけてくれたエージェントがどれぐらいの評価なのかがわかるところです。

人生いろいろ・エージェントもいろいろ

コンタクトをとってきてくれた人のうち、ちゃんと職務経歴書を読んでくれていそうなエージェントとは何人か話をしました。(数えていませんが10名以上です)

中には外資系のエージェントもあり、日本語のできるアシスタントに面談を設定されましたが、いざ面談が始まると、全部英語での面談だった、ということもありました。(英語力のスクリーニングなんでしょうね。)

さて、そのエージェントですが、転職エージェントのコンサルタントは、ほぼほぼ個人事業主にちかいな、ということを感じました。

どの会社に所属していようと、候補者のニーズを理解でき、適切な企業とのマッチングができる人はできますし、なんだか見当違いの案件しか持ってくることができない人もいました。

中には、某大手エージェントの中堅コンサルタントですが、「40代のあなたにはこれが最後の転職活動でしょうから。」というようなことを言ってきた人もいました。

Tomoko
?????(一瞬何を言われたのかわかりませんでした)

確かに、一昔前の40代は、「定年退職」が視野に入ってくる「そろそろアガリ」の人材だったかもしれませんが、人生100年時代にあっては、自分がそういうカテゴリに入れられることに違和感をおぼえました。

端的に言うと、何を古臭いことを言っているのだろう、と思いました。
確かに、40代は若手ではありませんが、ミドルだと思います。

日系の大企業では(主に年功序列で)管理職についた人が、特定年齢に達すると管理職を外されて賃金を下げられる、いわゆる「役職定年」が50代で起こりえるので、先の転職エージェントのコンサルタントからは「40代は先の短い人材」という主旨の発言が出たのだと思います。

確かに、私が勤務しているところでも、この役職定年で管理職を解かれている人もいます。しかし、一定の年齢を過ぎても管理職として働いている人もいますし、そもそも最初から管理職ではなかったので、一定年齢を過ぎてもこれまでと変わらず同じように働いている人もいます。

どちらにせよ、転職エージェントのコンサルタントが、40代の候補者を「まもなくアガリになる人材」として認識するのは、なんかちょっと違うんじゃないかな?という気がします。

コミュニュケーションが円滑な転職エージェント

これは、2020年の私の経験に基づく、かなり個人的な意見だと思ってください。

コミュニケーションが円滑で、適切な企業とマッチングしてくれたり、迅速でサクサク話が進むと感じられたのは、リクルートエージェントとJAC Recruitmentでした。

リクルートエージェントは、とにかく「持ち駒」が多い印象で、これでもか、これでもかというぐらい毎週企業を紹介してきます。さすがリクルートです。

また、JAC Recruitmentはリクルートエージェントに比べると、コンサルタントがかなり若い印象で、(良い意味で)イケイケのノリです。「Tomokoさんなら、年収これぐらい上乗せでいけるっスよ~。」みたいなノリで、企業を紹介してきます。このゆるいノリ、嫌いじゃありません。(笑)

Samurai JobはJAC Recruitmentのサービスです。

40代転職面接のリアル

今回の2020年2-7月の5か月間、転職活動をした面接における実体験についてですが、まず100%リモート面接でした。

1社ほど「来社ください」と言われたところがあったのですが、直前になって「リモート面接でお願いします」と変更になりました。

また、最初から役員面接をした会社も2社ほどありました。逆に、現場の担当マネージャーと一次面接をした会社もありました。

私はITのプロジェクトマネージャー職での応募が殆どだったのですが、中には、現場のマネージャーから、技術寄りのかなりニッチな質問もありました。そういう時は、確かに私は最新のIT技術のキャッチアップは充分にできていないよなぁ、と反省させられたものです。

40代になったら、情報収集力もスキルのうちですもんね。

これまでに経験したプロジェクトにおける、製品選定の理由などを突っ込まれたりしましたが、「いや、それは会社の方針で最初からその製品を使ってやれ、って言われたんだよーー」としか回答できないものもあり、結構自分は井の中の蛙だったんだな、と思い知らされることもありました。

キャリアカウンセリングが必要なケース

よく考えると、転職エージェントは、候補者が紹介した企業に入らないと報酬を手にできません。

なので、今回の私のように、何社か面接は受けたものの、最終的に入社を決めなかった場合、転職エージェントには一円も入りません。いろいろマッチングをしていただいたのも、タダで働いていただいたことになります。(ほんとうにありがとうございました)

そういう理由で転職エージェントでは、候補者に対するカウンセリングやアドバイス等は、する義務もありません。

今回の私のケースでは、ある程度自分で情報収集をし、転職エージェントに希望を伝えて企業とつないでもらうことが出来ましたが、例えば、もっと若手の人だったり、大胆なキャリアチェンジを考えているようなケースにおいては、いきなり転職エージェントと話すのではなく、なにかキャリアカウンセリングのようなサービスを受ける必要もあるだろうな、と思いました。

しらべてみたところ、そういうサービスもあるのですね。

今後のために、「キャリアの棚卸を手伝ってくれるプロ」と会話をしてみたい、と思いました。

ちなみに、日本初の中長期キャリア支援サービス『mentors』は、問い合わせたところ、40代以上のキャリアカウンセリングも受け付けている、とのことでした。

人生はまだまだ続くよ

世の中が、ガラガラ変わり始めている今だから、キャリアの棚卸はしたほうがいいですね。10年後は全く想像もできませんが、日々の仮説検証作業の繰り返しは大事です。

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